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こんにちは。
伸学会代表の菊池です。
もうすぐ新学年ですね。
伸学会では、これから受験勉強を始める4年生だけでなく、
新年度に向けてこのタイミングで転塾を検討している方からの
問い合わせも増えています。
そこで、今日はもうすぐ小学5年生になる、
転塾を経験したQ君のストーリーをご紹介しようと思います。
伸学会に来る前の塾では、課題をこなせずに時間がなくなり、
やりたい遊びもできずに我慢する日々。
勉強が「つまらない」だけでなく、
追い込まれて気持ちが不安定になってしまっていたそうです。
彼も伸学会に来て大きく変わりました。
今では前向きな発言が増え、
スケジュールを立てて自分で行動できるようになってきているそうです。
その姿を見て、保護者様も「子供を信頼するようになった」とおっしゃってくれました。
人から信頼される子になったなんて、私としては学力が伸びる以上に嬉しく思うことです。
Q君と保護者様にどんな変化があったか、ご覧ください。
ただ、とても熱烈なメッセージとなったので、いつも以上に長いです(笑)
お時間のあるときにどうぞ。
—
[はじめに&まとめ]
チーム伸学会の皆様(先生方、塾生さん、親御様)、
いつも我が子(Q)に刺激を与えて頂きありがとうございます。
これまで雑誌の裏表紙広告のようなものをはじめ、
体験談というものを信じずに生きて来た私が
まさか体験談を書くことになるとは思ってもみませんでした。
これからは体験談を信じるようにします。
伸学会のサイトを真剣にご覧になられている方というのは、
はじめて塾選びをされる方、またはすでに通塾しておられ
塾や教育について悩みや葛藤がお有りの方が多いかと思います。
我が家も非常に悩んだ時期がありましたので、
特に現在の塾や学習に疑問を覚え
家庭の不和を経験されている方の参考になれば幸いです。
早速ですが、入塾半年で我が息子(4年男子)に起こった変化について
この半年の子供の残念な変化
・ありません
この半年の子供の喜ばしい変化
・前向きな発言が増えた
・メリハリがついた
・一日または一週のスケジュールを考慮した計画を立てることが出来るようになった
・適切に&ポジティブに反抗するようになった(感情語でなく理屈で攻めてくる)
・家族で挨拶が増えた
・学校の課題も適切にこなせるようになった
・塾(伸学会)に行くのを楽しみにしている
・ZOOM(オンラインの自習室)に入るのが日課になった
・塾(伸学会)の仲間との切磋琢磨を楽しみにしている
*この原稿を息子に見てもらい、「なにか他にない?」と聞くと
「前塾では仲間と切磋琢磨する準備(宿題)さえしていなかった」とのことです。
この半年の父親の残念な変化
・ありません
この半年の父親の喜ばしい変化
・人とはきっかけでこれだけ変われるんだと、生きるヒントをもらった
・家族・仕事など身の回りの人々に対する感謝
・子供を個人として信頼するようになった。
伸学会に合うのは?
・子供の自立のために目の前の成績に一喜一憂しない家族
・急がば回れと考えることができる、考えたい家族
・これまでの塾からの環境を変えたい人で価値観の転換を許容できる家族
・人間としての成長をメインに考え、
中学受験はそのうちのワンステップであると位置づけることができ、
そこがうまく行かなくても次のためになると考えられる家族
伸学会に合わないのは?
・目の前の課題を最短でコツやテクニックでこなしたい家族
・親がすべての管理をしてとりあえず合格させたい家族
・悩んでいて解決策見つからないが、やはり大手塾に安心感を感じる家族
と、考えます。
ここでお時間ある方以下も読んでいただけると幸いです。
(補) [我が家(私?)の考え方の変遷-‘先’生から‘今’生へ-]
教育に対するスタンスに関しては、
伸学会に通い息子に素晴らしい変化が起こっている現在でも、
夫婦での方針はまだ一致はしておりません。
しかし、二人の育った環境のちがいから、
学習に対する熱量が違うのはどうしても仕方のないことだと思います。
とりあえず第一歩は自分(父親)から変わろうと努力しております。
子供にもこのような多様性、考え方の違いがあるのが
世の中だという認識をしてもらえれば良いと考えています。
この半年の私の大きな変化として、
菊池代表のブログなどで書かれている適切なご褒美の与え方かは判断できませんが、
「目の前のメリット」についても伝えようとするようになりました。
前塾にいる時期は「やるべきことをやってから、したいことをする」
という原理原則を貫かせようとしていました。
しかし、やるべき課題があまりに多すぎて、
したいこと(ゲームや余暇)ができずに、
結局するべきこともできなくなる。
それに対して反抗するのみならず、精神的に不安定になってきました。
結局、この記事を読んでおられる方も経験あると思いますが、
良かれと思うことが裏目に出てしまった形です。
幸い、自分の子供時代はのんびりした時代で、
やるべきことの量やレベルも高くなく、楽しみながらこなしていました。
自分も子供時代に親からなにか価値観の違うことを言われたときに
「昔はそうかもしれないが、今は違うんだ」と反発したことあったなー、
と思い出しました。
ですので、親は先に生まれた「‘先’生」ですが、
子どもたちの今を生きる感覚「‘今’生」を採用しようと思ったのです。
しかし、あまりに目の前のことだけを見るのではなく、
‘先’と‘今’の間くらいの少し先の事を考えるようになってもらいたい
と語りかけをしています。
親世代は、様々な試行錯誤(成功や失敗)を繰り返し今の立場にいます。
しかし、子供にはその試行錯誤のストーリーが理解できないのと、
反対に、大人には子供にとっての現在を理解できないので、
子供なりのストーリーを大きな採用比率にしようと努力しております。
(補)[前塾を選択する際の基準]
中学受験のための勉強だけでなく、
受験を通して仲間と刺激を与えあい、
切磋琢磨することを経験させたいという観点から塾選びをしました。
沢山のクラスが有り、クラス替えが頻繁にある塾では
塾生同士が希薄な関係になる(思い込みかもしれませんが)のではと考え、
準大手塾を選択しました。
下図は非常に単純化して描かせていただいており、
いろいろ異論もあるかと思いますが、私の考えです。
家庭学習ではどうしても社会性は犠牲になりますし、
義務教育はボトムアップが目的ですので個別性が犠牲になります。
そして両者とも応用力や思考力という点ではプロには勝てないので、
その部分を前塾には補ってもらうことを期待しておりました。
(補)[前塾への通塾期間]
小学3年生の冬から、オーガナイズされたテキスト(プリント)を受けとり
それを1週間でこなすというスタイルの通塾は始まりました。
既に学習を行い、知識のつながりとその中での現在の学習の相対位置のわかる大人にとっては、
羨ましいくらい、内容で「ほーっ」と唸るような工夫がされたテキストでした。
しかし、子供にとっては知識の総体の中での眼前のピースの意味が見えず、
「猫に小判」状態でした。
そんな中で、こなすことを期待される大量の課題への冷めた感覚と、
「素晴らしい課題なのでせっかくだから」と、
スケジュールや課題の管理を行おうと必死になる熱い親の姿との間に、
乖離がありました。
仕事ではそのようなモチベーションの乖離がある中で
プロジェクトがうまくいかないことは十分理解できるます。
それなのに、「我が子だけは違うと信じたい」という
親としての気持ちによって無理をして、
関係悪化のスパイラルが積み重なりました。
(補)[転塾への可能性の模索]
子供も いきなり受験レベルの課題をやらされ、
現レベルとのあまりに大きな差があるため、
ほぼ積み残しという状況になっておりました。
先程も書かせていただきましたが、
息子によると「前塾では仲間と切磋琢磨する準備(宿題)さえしていなかった」とのことでした。
そして、それに焦る私。
親側としても、そのような管理を小4、5、6と行うことに
「現実的ではないな」と、うすうす感じはじめておりました。
つまり、子供にとっては親も塾もストレス、
親にとっても負担という状況になっておりました。
「学習することは子供の人生の可能性を広げるため」
という本来の視点が抜けおち、
親自身が週ごとの課題をどうこなしていくかという
狭小な視野に陥っていることに気付きました。
下図に示しましたように
①難しい課題をこなさない(こなせない)から
②現実的な課題もこなさないようになってしまいました。
そこで、①から④を目指すのでなくて、
「急がば回れで」まずは③現実的な課題をこなせるように、
そしてその中で自分に対する自信をつけてもらうことで、
難しい課題にも対応できるようにという目標に再設定しました。
伸学会のおかげで②から③への移行がうまくいっているように感じます。
あと③から④へは塾ではなく子供の力で行うべきだと考えています。
(補)[伸学会への入塾]
尾本先生に面談頂き、非常に共感いたしまして その日には入塾の決心をしました。
そこからは、はじめはスタイルの違いがあるので
子供も戸惑いはあったかと思いますが、
一言で言うと前向きな姿勢がどんどんついてきました。
彼なりに非常に頑張っている姿に本当に嬉しく思っております。
まさにこの体験談を書いておりました10月13日に言われた言葉ですが
「パパからのサポート四年生中に卒業する」と。
前の塾時代は後ろ向きで、
感情語で「つまんない。」とネガテイブな発言の多かった同じ子とは思えないくらいで、
我が子ながら成長に感動し、教育とは『巣立ち』、
つまり『自立』を助けることだと改めて感じました。
一番、私が素晴らしいと思うのは
塾にいなくても仲間が頑張っている姿が見れるZOOM(オンラインの自習室)です。
夏休みも頑張ってZOOMに沢山入っておりました。
(弟も幼稚園年長ですが ZOOMに入りたいと言っております。
小学生までは待つことにしますが楽しみにしています)
すでに課題が我が事になっている方々には
「塾」というイメージを超えた「寺子屋」のような、
先生と生徒と親が刺激を与え・受けることができる伸学会は、
大切なお子様がこの世に生を受けたときにどうなってほしいかを考えたことを思い出させてくれる価値のある存在になると信じます。
(補)[不安がないといえば嘘です]
授業内容については、専用のカスタマイズされた教材が多くあるわけではなく、
塾教材として一般に購入できる物がメインですので、
入塾当初は「大丈夫か?」と思わなかったといえば嘘になります。
ただ、たしかに大手は膨大な情報で至れり尽くせりの教材で最短で出来るように工夫されているかもしれません。
しかし、それがこなせなくて放置されていれば「猫に小判」です。
更に知の体系の幹というのはStanding on the shoulders of giants(巨人の肩の上に立つ)、
先人が系統立てて作ったもので、
教える内容に大きく変わることはないはずです。
将来答えのない課題に対応するときには、
至れり尽くせりでないものから自分で工夫して
考え方のSTORYを作ることのほうが、結局他の理解も早くなると信じます。
伸学会では「学習記録」というPDCAサイクルを回してくれる仕組みがあり、
それを繰り返し行っていただいております。
学習記録も最初のころの酷さ(笑)といったらないくらいでしたが、
いまはかなりの成長を見ています。
やはり、時間はかかったとしても適切な方法を繰り返し徹底することが、
結局は早いということを認識しました。
大量の情報から情報の軽重を汲み取り取捨選択できる子供や、
その選択サポートを親が続けることができ、
おんぶに抱っこの状態に子供が一生疑問を持たずにいれば良いですが、
それではいつ疑問持ち始めるかドキドキしながら親も対応しなくてはならないと思います。
長くなりましたが、中学受験合格ということはもちろん目指したいものですし、
一生に一回のタイミングです。
しかし、それはあくまで副次的なもので、
子供の可能性を拡げるための考え方や姿勢を身につけることをメインにしたいと考えられるようになったのは
私にとっても家族にとっても、もちろん息子にとっても大きな経験だと、伸学会に大変感謝しております。
今後共よろしくおねがいします。
—
Q君の保護者様ありがとうございました!
伸学会は「自ら伸びる力」を育てます。
これからもQ君や他の子たちに良い変化を起こしていこうと思います。
—
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