- 「親として、これ以上の成績を望むのは、ダメなことなのか、と愕然としました」(2024年07月13日)
- 頭のよくなる料理教室開催レポート♪(2024年07月05日)
- 子どもへの○○を深めると子どものやる気を引き出せます(2023年12月01日)
- ○○が高い人はお金を稼ぐ能力が高いと判明! (2022年11月18日)
- コレで子どもが解き直しをするようになりました! (2022年05月10日)
- 良い学習習慣を身につける超効果的なテクニック! (2022年03月04日)
- 「学ぶ力」を育てる機会を子どもに与えよう (2022年03月02日)
- 学歴と学習習慣と年収の関係(2021年12月09日)
- 子どもを成功体験に導く秘訣 (2021年09月11日)
- 子どもが塾に行けなくなりました・・・ (2021年09月09日)

こんばんは。伸学会の菊池です。
少し時間が経ってしまいましたが、11/26(日)に受験YouTuber仲間のにしむら先生・ユウシン先生と一緒にイベントを開催しました。
今回も約170名の方にご来場いただき、とても盛況な会となりました。
オーダーしておいた器材が準備されていなかったりしてオープンにバタついてしまったので、次回はそういうトラブルも見越して準備の時間を長めに取らないとですね。
第1回がスムーズだったので油断してしまいました。
しっかり反省点を活かし、第3回には改善していきたいと思います。
今回は終わった後に少人数で懇親会も開催し、そちらで個別にお話をしました。
そこでお話したことは多くの方にも参考になることだったので、その一部をここでシェアしようと思います。
懇親会で参加した方たちからのお話を聞いて感じたのは、「子どもの理解」をもっと深めるとより一層子どものやる気を引き出すのが上手になるのに惜しいな、ということでした。
こうしたイベントに参加し、なおかつ懇親会にまで参加してくださる皆さんは、きっとメルマガ・公式LINEの記事をよく読みこんでらっしゃると思いますし、YouTubeで発信するメッセージもしっかり見てくださっていると思います。
つまり、知識としては様々なものを習得されています。
そうして学んだことを実践して、うまくいったこともある一方で、大半のご家庭はまだうまくいっていないことも残っています。
じゃあそのうまくいっていない理由は何なのか?
どうすれば効果的な手が打てるのか?
となったときに、やはりカギになるのが「子どもの理解」なんですね。
例えば、「解き直しを嫌がる」という子どもの行動があったときに、その原因は様々考えられます。
① 「解き直し」とはいつ何をしたら良いかがわかってないからやろうと思ってもできない
② 解説を見てもう分ったから、もう一度解くなんて無駄だと思っている
③ 「解き直し」を「解説を見て答えを写すこと」だと思っているから、本人はちゃんとやったつもりになっていて会話がかみ合ってない
④ 「できない自分」と向き合うことができない・受け入れられないので、癇癪を起こしてしまう
⑤ 「解き直し」をするときに親が言いがちなセリフ(またこんなミスして、とか)が不快だから解き直しをしたくない
⑥ 「解き直し」をした方が良いとわかっているけど、つい遊びたい気持ちやめんどくさい気持ちに負けてしまって自分でも後悔しがち
とザっと思いつくものを挙げただけでこれだけあります。
きっともっとあるでしょうね。
そして、これらに対して、それぞれ別の解決策があります。
ですから、お子さんが解き直しをしない原因と解決策がずれていると、解決策自体は良いものであったとしても解決はできないわけです。
本を読み、YouTubeを見て、「子どもに解き直しをさせるために効果的な方法」の知識を増やしても、「子どもの理解」が不十分だとその中のどの方法を使って良いかわかりません。
手当たり次第にやっているようだと、運良くあたりを引ける可能性もありますが、外すことの方が多いのです。
ですから、子どもをよく観察し、勉強以外の場面でも何が好きで何が嫌いか、普段どんなことを言いどんなことをしているか、把握して分析していくようにしていくことが大事なのですね。
テストの後に「ちゃんと○○をしておけば良かった」といった反省点を口にしているのに行動が伴わないなら⑥なのかな、とか。
勉強以外の部分にも、たくさんのヒントがあります。
遊んでいるときに「負けると癇癪を起こす」ようなタイプの子であれば④の可能性が高いかな、とか。
私たち伸学会でも、生徒ごとに違う事情を抱えているので、その理由を生徒との対話を通じて分析し、生徒理解を深めることを大切にしています。
そうすることで、私たちのメッセージが子どもに届きやすくなるんですね。
どうしても中学受験をさせるご家庭では、目に見える成績のこととか勉強してるかどうかとかに意識が集中し、行動の背後にある目に見えない本質的なその子の性格や考えの部分を見落としがちです。
それはとてももったいないことなので、ぜひ普段のお子さんとの対話も大切にしていってくださいね。
なお、「もしかして自己肯定感が低いから、間違えてる自分を受け入れられなくて癇癪を起こしているのか?」といった分析をするためには、視点・切り口としての知識ももちろん必要になります。
「知識」と「子ども理解」は車の両輪のようなもので、相互に支え合い働くものです。
ですから、引き続き子育てに関する知識を身に付けるために、私の著書を読んだりYouTubeを視聴したりするのも続けていただければと思います(笑)
「知識」と「子ども理解」を両方深めて、子どものやる気を引き出せるようになっていきましょう^^
そうすれば、数ある選択肢の中から、お子さんのために効果的な打ち手を的確に選べるようになっていきますよ。
お子さんのやる気を上手に引き出し、成績アップにつなげてあげてくださいね。
それでは。
—
■成績アップの秘訣をメルマガで無料で配信しています。
