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またまた少し前のホームルームでのことです。
子供に将来なりたい職業を聞いてみました。
どんな職業がでてきたと思いますか?
でてきたのは「ダンサー」とか「電車の運転士」とか「キャビンアテンダント」とか「医者」とかとかでした。
流行りの「youtuber」が出てこなかったのは残念!
しかしまぁ出てきたのはわかりやすい、そして目につきやすい職業ばかりです。
「システムエンジニア」とか、「ファイナンシャルプランナー」とか、「証券アナリスト」みたいなものは、自分の親か親類がそうだったりしない限り出てきません。
あたりまえです。そんな仕事がこの世にあることを知らないわけですから。
あなたは「グヤーシュ」を食べたいと思ったことは、きっと無いでしょう。
ハンガリーの名物料理です。
(参照:https://www.compathy.net/magazine/2016/04/02/traditional-food-spot-in-hungary/)
それと同じで、見たことも聞いたこともないような仕事につきたいと思うわけがありません。
子供が知っている仕事の数なんて、そもそも高が知れています。
そのわずかな選択肢から選ぼうとしても、「Youtuber」とか「プロスポーツ選手」とかが多くなるのは当然の話です。
心配しなくても、今後あなたのお子さんは、世の中にはいろいろな仕事があることを徐々に知っていきます。
そうすれば、「Youtuber」とか「プロスポーツ選手」とかは次第に選択から外れていくことになるでしょう。
私としてはこういったものを目指すのはこれからの時代では良い選択だと思っているので残念ですが。なぜ良い選択だと思っているのかについてはまたおいおい。
話を戻して、いろいろな職業を知ると、今度はそのたくさんの選択肢の中から選ぶのに迷いが生じます。
いったい自分に合った仕事を選ぶにはどうしたら良いのでしょうか?
そこで大切なのが、自分の好みを知ることです。
これは今までも大切なことでしたが、これから先の時代では一層大切になります。
なぜなら、いろいろな人間の仕事がAIに代替されて消えていき、逆にこれまで存在しなかった新たな仕事が生まれていくことになるからです。
例えば、もしあなたのお子さんがなりたいと言った職業が「電車の運転士」のような、今後確実に消えていく仕事だった場合を考えてみましょう。
ゆりかもめのような自動運転が一般の電車全てに適用される未来はそう遠くないでしょう。
そうなれば、何か他のやりたい仕事を探さなければいけなくなりますよね。
そういった場合には、「なぜその仕事をしたいのか?」ということから考えてみましょう。
「電車の運転士」になりたい理由が、「乗り物を運転したい」ということであれば、「パイロット」はどうでしょうか?
レールの上を走る電車より、完全AI化は遅そうです。
「電車を動かしたい」であれば、「電車の運転のプログラムを作るプログラマー」はどうでしょうか?AI化が進むほどに逆に仕事は増えることになります。
あるいは、「電車の時刻表を決めて運行管理をする仕事」はどうでしょう?こちらもAI化が進むでしょうが、最後に決定する人間は必要なはずです。
「電車のそばにいたい」のであれば、「駅員」になるのが良いかもしれません。顧客サービスとしての駅員の仕事が全てロボット化されることはないでしょう。
同じように、現在は存在しない仕事が今後どんどん生まれたときにも、今ある仕事との共通点・相違点を考えて、自分が好きな部分で共通点が見つけられれば、良い選択ができそうですよね。
「こうなりたい」は人にとって大きなやる気の源です。
「こういう能力を身につけたい」が先にくるのではなく、「こういう仕事がしたい。だからこういう能力を」という順の人も多いですよね。
やる気を引き出すために、お子さんと仕事について考えてみる機会も積極的に持つようにしてみてくださいね。
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