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伸学会目黒校の尾本です。
夏休みも終盤に入りました。
生徒たちは勉強に、保護者の方は体調管理やお弁当作りに忙しいと思いますが、
少し、勉強から離れたネタを書いてみます。
この時期、学習に多くの時間を割いているからこそ、少し心に余裕をもっていろいろなことを感じる時間をつくってください。
例えば、夏のお休みと言えば「お盆休み」です。
そもそも、「お盆」ってなんでしょう。
なんで、乗車率200%の新幹線に乗って、おじいちゃんおばあちゃんの家に行くのでしょう。
お小遣いもらえるから!はゲンコツですね(笑)
お子さんに聞かれたら、お父さん、お母さんは説明できますか。
このようなことはご両親が興味を示さなければ、お子さんも関心を持ちません。
お子さんに「ご先祖様の霊が…」とか「ナスとキュウリの馬に乗って…」なんてお話をしてあげてください。
核家族化が進み、平均寿命が延び、生徒の中にも「うちのひいおばあちゃん、もうすぐ100歳!」って子もいます。
なかなか幼いときに家族が亡くなるという経験が出来なくなっています。
この機会にご先祖様のことや家族の死についてお話してみるのはいかがですか。
また、「死」という視点からは「戦争」もこの時期の定番テーマですね。
戦争は国語の物語文や社会の歴史などで学ぶ機会はあっても、実際に見たり聞いたりという機会は少ないのではないでしょうか。
でも、この知識から離れ、感覚で戦争について考えることは大切です。
先日、ある保護者の方から家族でベトナム旅行をした際に、戦争博物館や戦争跡地をまわったという話を聞きました。
お子さんは大変貴重な経験ができたと思います。
私も戦争博物館に行きましたが、戦車や戦闘機、本物の武器だけでなく、思わず目を背けたくなるような写真も展示されていました。
それらは怖さを感じさせながらも、私たちに目を背けてはいけない、だから戦争を繰り返してはいけないのだということを感じさせるものばかりでした。
幼いときにこういうものを見ておくと、授業で学ぶ戦争がより具体的にイメージできますよね。
長い長い夏休みです(もう半分終っちゃいましたが…)。
少しの時間、勉強から離れて、知識ではなく、感覚レベルでお子さんと様々なことをお話しください。
そこでの説明する力が国語の記述力に…って、結局勉強の話になっちゃいました(笑)