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こんにちは。シェフ菊池です。
突然ですが、
あなたのお子さんは理科は得意ですか?
私は小学生のころ理科が大好きで、
特に水溶液は大得意でした。
水溶液に金属を溶かす反応やら、
水溶液同士の中和反応やら、
ワクワクしていたものです。
しかし残念ながら生徒たちはそうでもないようで…
いつまで経ってもリトマス紙やBTB液の色の変化も覚えてくれません。
そんなんじゃ中和反応について覚えるのなんて夢のまた夢…
やっぱり人間は興味・関心が無いことはなかなか覚えられないものですよね。
そこで、今回は
「紫キャベツ液の色の変化を見て楽しもう!」
という企画を考えました。
名付けて、
「伸学会ケミカルクッキング!」
です。
なぜクッキングなのか?
だって、普通に紫キャベツ液を使って実験をしても、
子どもたちは身近に感じてくれないでしょう?
身近に感じるものと言えば…
そう、食べ物です!
ですから、
今回は紫キャベツを使って料理を作ることにしました♪
選んだのは、鍋料理。
きっと煮汁が紫キャベツ液になるはず!
普通に具材を選んで作ると、
おそらく酸性寄りになると思われます。
人間が食べるものは、
基本的に中性~酸性のものが多いのですね。
例えばレモンやトマトなどの酸っぱいものはみな酸性ですし、
炭酸も酸性です。
人間が食べる程度の弱酸性だと、
紫キャベツ液はピンク色になります。
見た目的にあまり面白くありません。
だって、ピンク色の食べ物なんて、
いくらでもあるじゃないですか。
どうせなら、
「これ食べ物か!?」
っていうオモシロい絵面にしたい。
そこで、アルカリ性の食べ物を調べたところ、
海藻類・こんにゃく・お豆腐を固めるにがり
などがアルカリ性であることがわかりました。
豆腐・こんにゃくあたりはおでんや鍋の定番の具材です。
入っていても違和感ありません。
メインの具材はこいつらに決まりです。
そして、色の変化が見やすいように、
その他の具材は白いブナシメジや白身の魚など、
色の無いものばかりを揃えてみました。
こんにゃく・白滝は、
普通であればあく抜きをして使うのですが、
今回はこの「あく(灰汁)」に用があります。
このあくがアルカリ性の元なので、
あえてあく抜きをしていないものを使用し、
こんにゃくの汁を使って鍋の煮汁を作ります。
できあがりがどんな色になるか楽しみですね♪
具材を入れて、
火にかける前のお鍋はこんな感じに仕上がりました。
全体的に白っぽいですね。
さぁ、これがどうなるでしょうか?
待つこと十数分…
完成です!
フタを開けてみると、
中の色は、
・
・
・
・
鮮やかなブルーに!
ブルーハワイ色です!
緑になるのを期待していましたが、
アルカリ性が足りず、
青で止まりました。
それにしても、
自分でやっておいて言うのもなんですが、
まずそうな色…
真っ白だったブナピーも、
青っぽくなってしまって…
しかし、作ってしまった以上、
食べないわけにはいきません。
ということで、
そばにいた楠原先生と湯川先生も巻き込んで実食!
真っ青に染まった白滝が本当にまずそうで、
食べてみると決してまずくはないのですが、
口に運ぶ心理的抵抗が強くて苦労しました(笑)
途中でお酢を入れて味を変えつつ色の変化も確認。
最後は何とか完食いたしました!
しんどかった!!
あまりオススメはしませんが、
どうしても紫キャベツ液の色の変化を覚えられないようであれば、
紫キャベツ鍋にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
きっとばっちり覚えられると思いますよ♪
ということで、まとめです。
紫キャベツ液は、こんな感じ↓に色が変化します。
ぜひ覚えておいてくださいね!
今回の内容は、
動画でYoutubeにもアップしています。
よければお子さんに見せてあげてください。
それと、こちらの2つの動画もおすすめですよ。
・化学が好きになる!家でできる理科実験♪
↑重曹とクエン酸で中和反応
・子供の前で理科実験やってみました!このリアクションをご覧ください♪
↑重曹とクエン酸の中和反応にBTB液を入れて色の変化を確認
ご家庭でも手軽にできますので、
ぜひやってみてください。
そして、お子さんを理科好きにしてあげてくださいね。
それでは!
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