都市大等々力S 特選進学Mさんの保護者様の受験体験記

 

こんにちは、菊池です。

 

今回も受験体験記をご紹介していきます。

 

 

 

「もう塾も中学受験もやめたい。勉強もやりたくない。」

 

 

悲痛な想いから一度は中学受験を諦めてしまったMさん。

 

 

 

しかし、ご両親は彼女にまだ意欲が残っていると感じ、

 

地道に勉強する大切さを知ってほしいと、私たちに預けてくださいました。

 

 

そして、受験生活をともに歩もうと、

 

保護者様自身も資格の受験勉強を始めます。

 

 

娘という相棒とともに勉強した時間を「宝物」と言ってくださった

 

保護者様の体験記、ぜひご一読ください。

 

 

都市大等々力S 特選進学Mさんの保護者より

 

2月1日の受験当日の朝、明るい表情で颯爽と受験会場に向かう姿を見て、

私は合格を確信しました。

 

今までの努力を全てぶつけるという覚悟を感じ取ることができたから、です。

 

 

 

「中学受験をして、自分が選んだ中学校に入りたい。」

 

 

 

そんなことを言い出したのは2年生のころです。

 

 

大手進学塾に通塾することになり、算数が彼女にとっての得意教科になりました。

 

 

成績もそこそこ良かったので、このまま順調にいけば明るい未来が待っている、

 

そう彼女も私たち夫婦も信じていました。

 

 

 

しかし、4年生になると事態は一変しました。

 

 

 

優秀な生徒たちが一斉に入塾することになり、気が付けばクラスは下位に。

 

 

元々プライドがとても高く、さらに忍耐力にも欠け、

 

そのうえ人のアドバイスに耳を貸さない、

 

といった精神的に未熟な彼女にとって、

 

大手進学塾の指導方針は苦痛そのものになり、

 

徐々に彼女を苦しめることになっていきました。

 

 

 

「もう塾も中学受験もやめたい。勉強もやりたくない。」

 

 

 

4年生の終わり頃のことです。

 

泣きながら母親に訴えた彼女の言葉を聞いて、

 

とても悲しい気持ちになり、また申し訳ない気持ちにもなりました。

 

 

大手進学塾で学ぶという選択は、

 

「当初は」彼女にとってのプライドと

 

両親にとっての合格実績という安心感の両方を満たしました。

 

 

しかし、成績が下降していくと、その結果を彼女だけに押し付けて、

 

彼女自身が守りたかったプライドを両親が傷つけてもいました。

 

 

このままいくと、学びそのものに背を向ける人間になってしまうかもしれない。

 

 

大手進学塾を辞め、受験勉強から少し距離を置くことにしました。

 

 

その後も、時間をかけて彼女と私たち夫婦で何度も話し合いました。

 

 

話していく中で確認できたことがありました。

 

 

わずかに残っていた彼女のプライド、

 

中学受験への意欲、

 

ここであきらめることの後悔。

 

 

そこで別のアプローチで受験勉強をやり直してみよう、となりました。

 

 

そして、先生と生徒の距離が近くて

 

未熟な彼女に丁寧に向き合ってくれそうな学習塾、

 

(長男が一時お世話になった)伸学会の門を叩くことにしました。

 

 

また、地道に学び続ける大切さだけは分かってほしいとも思っていました。

 

 

彼女と合格までの道のりを共に歩んでみたい、

 

 

そう思った私は彼女とともに受験勉強をすることにしました。

 

 

米国公認会計士の資格の勉強を始めることにしたのです。

 

 

 

6年生になり受験勉強が本格化するにつれ、

 

彼女はさらに気難しい性格になっていきました。

 

 

最初は私と食卓で一緒に顔を合わせて勉強していた彼女も、

 

とうとう私の前から姿を消して、部屋にこもって勉強をするようになりました。

 

 

また、成績がなかなか上がらないイライラや

 

遊びたい気持ちを我慢するストレスなどから、

 

家庭内でも些細な出来事での彼女と母親の衝突が日常的なものになりました。

 

 

 

母親も彼女の扱い方に悩んでいたようで、

 

「成績や勉強方法について口を出さない」といった約束事から、

 

「彼女にとっていい学校って何なのか」「彼女の裏方に徹しよう」等々、

 

夫婦で毎日のように話し合いました。

 

 

 

秋あたりでしょうか。

 

 

 

菊池先生と秦先生との進路を決める大事な面談の際に、

 

「男の子のような性格だから、エンジンがかかるのは6年の12月以降」

 

「気に入らない演習問題の提示は彼女に睨まれるので、手を変え品を変え提示している」

 

といった、彼女の難しい性格をご理解いただいたうえでのお話しも頂戴しました。

 

 

私たち夫婦にとっても、そして先生の皆様方におかれましても

 

忍耐力が試される期間だったのかもしれません。

 

 

 

そして1月。

 

 

受験日まで学校に通学して生活リズムを維持することを

 

夫婦で彼女に提案しましたが、彼女が頑なに拒みました。

 

 

代わりに伸学会での自習を中心に置いた毎日の学習計画をプレゼンしてくれました。

 

 

最終的には夫婦で話し合って、全て彼女の意思に委ねることにしました。

 

 

菊池先生や秦先生がおっしゃっていた通りに、

 

このタイミングでやっとエンジンがかかり、

 

最後は彼女自身で考えて行動できるようになっていました。

 

 

こうやって残る1か月を一気に駆け抜けていきましたが、

 

2月2日の受験をもって彼女の長い受験生活も終わりを迎えました。

 

 

進学先は1日の受験校である第2希望の学校となりました。

 

 

本人も納得して、その学校での生活に心を躍らせているようです。

 

 

 

そして、彼女の受験から数日後、

 

私が挑戦している資格の3科目目の合格の知らせが来ました。

 

 

資格取得には残り1科目の合格が必要となるため、

 

現在それに向けて勉強を継続しています。

(順調にいけば5月頃にはすべてを終えているはずです。)

 

 

改めて気づいたのは、彼女と一緒に勉強した1年半が

 

私の大切な宝物になっていたこと。

 

その一方で相棒のいない孤独な戦いを続けなければならない状況から、

 

急に寂しさを感じるようになっていること。

 

 

彼女の存在が私自身の原動力になっていたと思うと、

 

私のほうが彼女に感謝しなければならないのかもしれません。

 

 

 

菊池先生、江藤先生、秦先生はじめ、

 

多くの伸学会の先生方にお世話になり、

 

少しだけ彼女は人間的に成長できたような気がします。

 

 

伸学会を卒業してもOGとして、

 

何らかのかかわりを持ってもらいたいなと

 

個人的には願っております。

(大学に進学したら講師とか?)

 

 

最後に、いままでご指導いただき、

 

また支えてくださったことに厚く御礼申し上げます。

 

益々のご活躍とご発展を陰ながら祈念しております。

 

 

体験記にご協力いただきありがとうございました!

 

子どもに勉強する大切さを伝えるためには、

 

私たち大人が学ぶ姿を見せなくてはいけません。

 

 

それを真近で見てきたMさんには、きっと大切さが伝わっているはずです。

 

6年後、伸学会の講師として戻ってくることを楽しみにしていますね♪

 

 

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