運動会に隠された算数

こんにちは。伸学会の秦です。

先週末、日頃教えている生徒の小学校の運動会に行ってきました。



「組体操はどうあっても絶対に面白くない」

が持論の私ですが、

今回見た組体操はちょっと面白かったです(笑)。



リズムに合わせて、ピラミッドを作って崩したり

ラストは全員バラバラで、今までのポーズを全部見せたりと

なかなか面白い工夫でした。


高層ピラミッド事故が話題になる中、

「つまらないし危ないならやめればいい」

と日々思っている私でも、

「これくらいなら続けてもいいのかな…?」

なんて思ってしまいました。


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生徒と写真を取りつつも、

運動会で印象深かったのは実は生徒ではありません。

まったく知らない子です。



残り種目が少なくなると、得点板は隠されます。


でも、運動会のプログラムにそれまでの記録を書き込み、

計算していたのでしょう。


「あと、リレーと大玉転がしでどちらも負けて、

最悪の状況になったとしても、

全体としては4点差で勝つはずだ。

必勝は決まってる。安心しろ」などと言うのです。面白い。



そして、その後の種目はまさに「最悪の状況」をなぞったのです。


リレーは3・4位、大玉も敗北。
(リレーでは担当している生徒がアンカーで走っていました。
速さには驚きましたが、いかんせんそれまでの差が…)。


私は、「本当に4点差になるのか」ばかりが気になって

閉会式まで残ることにしました。


すると、本当に4点差で勝利。


すごい。


こういうところで頭を使うのは楽しいよなぁ、

うちの生徒にこういう楽しさを伝えきれているだろうか、

と思ったのでした。


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算数は、計算が必要などんな場面でも使える

「知恵」「考え方」です。



「そもそも考えようと思うこと」も

算数を学ぶことで得られるものです。



点差の計算をしよう。


結果は最高でいくつ、最低でいくつだろう。


運動会で絶対勝つには最低何点取れればいいんだろう。


50m走の結果から、自分の脚の速さを

秒速・時速で出したらどうなるだろう。



色んな具体的な場面に適用できるのが、

数学と違う「算数の面白さ」だと思います。


今後も伝えられないか模索していきます。

   

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