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立秋とは名ばかりの暑さが続きますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
自由が丘校講師の太田です。
部屋を掃除していたら、小学校の時の愛読書が出てきました。
『仮面ライダー図報』と『ウルトラマン怪獣図鑑』です。
どちらも表紙が擦り切れるほど、という程度を越して最初の10pくらいを紛失するくらい読んだ本です。
今回皆さまにお話ししたいのは、
『ウルトラマン怪獣図鑑』の右下の方に載っている青い顔の怪人が登場する『ウルトラセブン』第42話「ノンマルトの使者」について…、
ではなく、勉強と趣味との関係についての話です。
(ですが、この場を借りてご紹介しますと、この「ノンマルトの使者」は「正義とは何か」について考えさせられる非常によく出来た回です。大人でも楽しめる作品ですので、お子様と一緒にご覧になってはいかがでしょうか。TSUTAYAで100円で借りられますし、25分程度で終わる物語です。その他、右上の第37話「盗まれたウルトラ・アイ」についても語りたいですが、我慢します笑)
今から思うと勉強する上でこの本には助けられたな、と思うことが結構あります。
こんなただの特撮の本がどうして勉強の役に立つのか、と疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。
その理由は「この本が大人向けに書かれた本だから」です。
当然大人向けに書かれた本ですから、使っている漢字・語彙も大人向けのものが使われております。
正直、小学校の時の僕にも読むのは難しかったです。
ですが、子供ですから、自分でレンタルビデオ屋に行くことなど出来ません。
大好きなウルトラマンや仮面ライダーの情報を得るには、これらの難しい本か、子供向けの内容がスッカスカな(笑)図鑑に頼るしかないわけです。
そうなると、辞書を引いてでも前者の方を読むようになりました。
その結果、この本に載っている漢字や語彙は片っ端から覚えるようになりました。
また辞書を引くのが苦ではなくなりました。
国語をはじめ中学受験の勉強で成績を伸ばすためには、何よりもまず言葉を知らなければなりません。
もちろん、塾にある教材で語彙力を伸ばすことは出来ますが、生活の中で得られる語彙がたくさんある方が圧倒的に中学受験では有利になるわけです。
その一つの手段として、お子様の趣味を活かしてみるのはいかがでしょうか。
子供が好きな分野の本について、年相応の本ではなく、少し背伸びした本を与えてみる。
「好き」という気持ちがあれば、高い壁も乗り越えることが出来ます。
子供の趣味を勉強につなげてみる、一つの提案でした。
是非お試しいただけたのなら幸いです。
p.s. 『ウルトラセブン』は子供の心を涵養する上で非常に有効な教材ですので、ぜひお子様にお見せ下さい(笑)