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こんにちは。目黒校講師の白木です。
先日、大学の期末試験が終了しました。
残念ながら今回のテストは今までと違って、満足感に欠けるテストになってしまいました。
というのも、今回はノートや教科書などの持ち込み可能のテストが増え、
勉強に張り合いがなくなったように感じたからです。
1年から2年にかけてテスト勉強と言えば、
覚えなければならない部分ややり方を問題演習を通して必死に暗記するものが大半でした。
なんとなくそれが当然だと感じていたし
覚えて解いて丸が付くという状況に漠然と満足感を覚えていたように思います。
しかし、今回のテストは覚えるという最初の手段の必要がなくなってしまいました。
覚えているかどうかは問われないテストになったのです。
それでは今回のテストでは何が大事だったのでしょうか?
私は、「公式や定理を使う」というところだったように思います。
必要な公式を選定できるか、正しい形で使えるかといういわゆる考え方やプロセスの部分です。
大学の勉強では暗記しようとすると、大量の公式と数字を暗記しなくてはなりません。
0.332×何とか数の何乗×…なんて、全部暗記するのはとても大変です。
それを暗記することにちょっとしたやりがいを感じていましたが、今回テストでそれを求められなかったときに、勉強で最も必要なのは、「暗記すること」ではなく「正しいプロセスを身に着けること」だと気づくことができました。
最近、生徒の指導でも同じことを感じました。
夏合宿で行われた力学の授業です。
そこでは浮力が扱われていましたが、これは暗記では解けない問題の代表格だと思います。
(そのせいか、苦手な生徒がかなり多いですね)
他にもバネや水溶液など、暗記だけでは解けないものが理科の問題にはちらほら出てきます。
理科は暗記!と思っているとこのような分野では大きく躓いてしまいますね。
小学生の理科の計算問題は、覚えなければいけない公式はそれほどありません。
必要なのは、正しい考え方を身に付けることです。
生徒には問題演習を積むことで考え方を身に着け、暗記だけでは乗り切れない問題にも対応していけるようになってほしいと思います。