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あなたは答えられるでしょうか?
「ものすごく頑張る」と「やり抜く」の違いを。
わかりやすく説明するのであれば、「ものすごく頑張る」は一時的なものであり、「やり抜く」は継続的なものです。
例えば、2~3ヶ月の間ダイエットに励むのは「頑張る」であり、食生活や運動の習慣を維持して健康的な体型を長期的に維持することは「やり抜く」だといえばイメージできるでしょうか。
「夢を掴むことというのは一気には出来ません。
小さなことを積み重ねることで
いつの日か信じられないような力を
出せるようになっていきます。」
イチローの有名な言葉です。
これは勉強においても同様です。
学力を上げるというのは一朝一夕にできることではなく、長期的な取り組みが必要なものです。
それは私たちが考えているよりもずっとずっと時間がかかるものなのです。
だから、中間試験や期末試験の前だけ頑張るというのはもちろん論外。
受験の直前数ヶ月間「ものすごく頑張った」としてもまだまだ不十分です。
あなたの子供があなたの元を巣立つときまでに適切な学力を身につけさせたいのであれば、受験が終わっても勉強しつづけるように育てる必要があります。
ですから、間違っても「受験が終われば遊べるから今は頑張らなきゃ」なんてことを子供に言って聞かせてはいけません。
また、「今受験をすれば高校で(付属なら大学も)受験をしなくて良いから」なんてことを言って中学受験をさせてもいけません。
そんなことをすれば、たかだか数か月から1~2年程度の中学受験勉強の一時的な頑張りと引き換えに、中高6年間、さらには下手したら大学4年間の継続的な積み重ねを捨てることになりかねません。
そんなの割に合わないと思いませんか?
お正月の世間が緩む今日この日にも、6年生は勉強しています。
受験に向けて大変な時期です。
そんな時こそ、この受験を通じて子供にどんな力を身につけてほしいか、そして将来どうなってほしいかを考えてください。
そして、親子で受験をする本当の目的を確認してみてくださいね。
今年だけのことではなく、お正月だけのことでもなく、人が緩むときに緩まない人間が、ほかの人と差を作ることができるのですから。
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。