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今年、娘が第一志望校に合格できたことを感謝しつつ振り返り、我が家と同じように試行錯誤している保護者の方々に、少しでも参考になればと思い、私の経験をお伝えさせていただきます。
6年生の4月に受けた首都模試では合格率30%未満と、志望校への道のりはかなり険しいものでした。
受験生にとって必須とされている毎日の計算問題や漢字の書き取り練習は結局やらずじまい、宵っ張りでテレビ好き、毎朝ぎりぎりまで寝ている生活が受験前日まで続きました。
こうして振り返ってみると、まさに受験生としての基本的な生活ルールを全く守っていなかったことが分かります。
改めて伸学会でなければ今回の合格はなかったと感じています。
娘は4年生で大手塾に通い始めましたが、宿題もほとんど手をつけず、模試で成績が下がってもクラスが落ちても、ほとんど態度を変えることはありませんでした。
塾に通うこと自体は楽しんでいるようでしたが、学習習慣を身につけることには全く繋がっていなかったため、親としては非常に心配でした。
そんな折、偶然見つけた伸学会代表である菊池先生の動画が大きな転機となりました。その内容に感銘を受け、受験に対する新たな視点を得ることができ、進むべき方向性を見つけることができました。
伸学会に興味を持ったのは、受験勉強だけではなく、他の塾にはない「ホームルーム」という特徴的な時間割があったからです。
このホームルームでは、受験後にも役立つスケジューリングやタスクの管理方法、さらには瞑想を取り入れた心のケアなどを学べる内容となっており、大変魅力を感じました。
こうした取り組みに共感し、通わせる価値が十分にあると感じたため、娘にも相談しました。
娘もお試し講座を受けた後、転塾に前向きになったので、自宅からは少し遠い場所でしたが、パズルや速読も含めて5年生から転塾することを決めました。
しかし、案の定と言いますか、一筋縄ではいかない娘は、計画を立ててもそれを守らないことが多く、集中力を欠いていることもよくありました。
特に危機感を持たず、一向に生活態度を改めようとしない娘に対して、思い切って受験から撤退させようかと、先生方に相談したこともありました。
その際、娘がお世話になっている複数の先生方がオンライン面談を設けてくださり、親身になってご相談に乗ってくださいました。
このオンライン面談では、家では気づけなかった娘の塾での頑張りを知ることができ、その後の受験生活を続けるための大きな後押しとなりました。
先生方には、娘の性格を考慮した上での学習サポートを根気よくしていただき、本当に感謝しています。
以下、特に記憶に残る学習での取り組みについてご紹介します。
・「ポ発」、「16印」
「やりっ放し」な娘にとって、塾独自の「ポ発」や過去問や首都模試終了後に行う「16印」での取り組みは、非常に大きな意味を持っていました。
特に「16印」については、受験が近付くにつれて、「16印」やらなきゃ!といった娘の独り言がよく聞こえるようになりました。
先生方からのチェックが入ることで、間違いを振り返り修正する習慣ができ、学びを深める重要なステップとなりました。娘にとっては、それがまさに「宝物」のような存在となり、確かな学びを身につけることができました。
・「計算コンクール」、「語句っといい漢字」
授業内で何度も繰り返された計算コンクールや漢字テストは、自宅では全く取り組まない娘にとって、基礎学力を身に着ける貴重な機会となりました。
・居残り大歓迎
大手塾にいた頃とは異なり、授業が終了してからも教室に残って居残り質問をさせてもらえる場でした。質問しやすい雰囲気の中で、仲間と共に存分に質問ができる環境は娘にとって心地よかったようで、非常にありがたかったです。
娘は、四教科の中では比較的算数が得意だったこともあり、四教科受験の他にも算数一教科受験も日程に組み込みました。
受験直前の模試偏差値では、第一志望校の算数一教科入試の合格判定は70%、過去問ではコンスタントに合格点を取れるというほどまでにはいっていない状況でした。
一教科入試は四教科入試以上に少しのミスが致命的になるため、日頃計算問題のトレーニングをしていない娘が凡ミスをする可能性もあると考え、親としてはまず確実に合格を勝ち取るため、一ランク下の学校を薦めていました。
しかし、娘は自分の意思を貫き、第一志望校を受験する決意を変えず、愚直に過去問に取り組んでいました。
入試当日は、オンラインでの先生方からの激励を受けた後、驚くほどいつもと変わらず元気に校舎へ入っていきました。
そして彼女の強い意志が実を結び、見事算数一教科入試で第一志望の入試に合格することができました。
自宅では最後まで本当に受験する気があるのかと疑うほどマイペースだった娘ですが、大舞台ではほぼ平常心を保ちながら立ち向かうことができました。
その度胸は、愚直に志望校の過去問に向き合ってきたことから得られたものかもしれません。
「結果を見て、史上最大の声量で笑ってください。」
これは、先生方や仲間からの応援コメントが詰まった合格パスポートに書かれていた、秦先生からのメッセージです。
そして、他の皆さんからも「いつも元気で笑っている」と書いてもらっていた娘は、合格発表の画面前で、史上最大の声量でうれし泣きをしていました。
最後に、娘を支えてくださった先生方、そして一緒に戦った仲間たちに深く感謝の気持ちを伝えたいと思います。
受験生を持つご家庭の皆様、どんなに大変でも、子どもたちの成長を信じて共に歩んでください。