菊池が考えるよい塾の基準

代表の菊池です。

先日伸学会に通わせるために引っ越すっておっしゃってる方がいたという驚きを記事にしましたが、なんともう一方そんな方がいらっしゃいました。

実際に自由が丘の隣の駅にお引越しが決まったそうです。

いやはや、ほんとに頑張らないとですね。

そういったものすごい行動力がある方も中にはいらっしゃいますが、普通はなかなか引っ越したりはできないですよね?

ですから、遠方のブログやメルマガの読者の方から「どんな塾を選んだら良いですか?」なんて相談を受けたりすることがときどきあります。

おそらく多くの方が気になることだと思いますので、私たち伸学会が指導の上で大事にしているポイントの1つをお伝えしようと思います。

それができている塾=通わせるのに良い塾だと考えているので、私たちはそうなろうとしているわけです。

そのポイントとは、
「生徒のことを1人1人把握している」
ということです。

 

なぜこれが大事なのかをご説明しますね。

例えばあなたが日本武道館に行くために品川駅から九段下駅まで電車で移動すると考えてみてください。

残念ながらあなたは地下鉄が得意ではありませんが、以前行ったときの記憶を頼りに新橋から銀座線に乗り換えて赤坂見附まで来ました。

ところがその先がわからなくなってしまいました。

友達に電話をして行きかたを聞いてみたところ、新橋から銀座線に乗り換えて日本橋に行って、そこから東西線に乗換えだよと言われました。

なんだ記憶が違っていたのか・・・

あなたは銀座線で来た道を戻り、新橋を通り越して日本橋まで行くことにしました。

赤坂見附まで来ていたのなら、そこから歩いて永田町駅まで行けば、半蔵門線に乗り換えてあと少しで着いたのですが。。。

 

この記事を読んでいるあなたが乗換えが苦手で、ここに出てきた路線・駅の名前がさっぱりわからないほど好都合。

子供たちの状況に重ねることができます。

受験で最も合否の分かれ目となるのはご存知のように算数です。

この算数という科目は、答えにたどり着くためのルートが1つではありません。

いろいろなやり方があるのです。

途中でわからなくなってしまったとしても、そこまでは正解ということがたくさんあります。

そんな場合には、その続きだけを教えてあげた方が、その子にとっては楽だから良いですよね?

ところが、それとは別のやり方で解説をして、子供をかえって混乱させてしまう先生ってけっこういるみたいです。

うちの個別指導に来ていた大手の塾と掛け持ちをしていた子に「このやり方ダメって言われたんですけどなんでですか?」と質問されて、全然ダメじゃなくてあと一歩だったってこともありました。ほんと、私に確認してくれて良かった。。。

問題の解き方を説明してもらうだけなら映像授業でも見ておけば良いんです。

テキストの模範解答にも解説は書いてあります。

そこに無いのは、「自分の好きな解き方や考え方に基づくと、どうすると良いのか」という情報です。

これが与えられるかどうかで、子供の成長の速度は変わります。

途中まで来た道を引き返すような真似をしなくて良いんですから当然ですよね。

 

最終的にそれを自分で考えられるようになれば、一番良いですよね。

ですから私たちは、ホームルームの指導などを通じてそういう能力(メタ認知)を育てる取り組みをしています。

しかし、その能力が育つまでの間は、誰かにやってもらうしかないですよね?

そうなると、先生がちゃんと自分の癖とかを把握してくれていることって大事になるわけです。

 

先週の水曜日の授業のときにも、ある生徒が消去算の問題を間違えたのですが、どこでどんな間違いをしたか原因を見つけられずに頭を抱えていました。

クラスのほかの子2名も加勢して、それでも見つけられなかったのを、私は10秒で見つけてやりました。

やり方を間違えていたわけではなく、代入するのをミスしていただけだったんですけどね。

その子が間違えそうなポイントなんてマルッとお見通しなんですよ。

そうやって生徒のことをちゃんと把握してその子に合ったアドバイスをしてあげてると、ムダが減るだけでなくアドバイスに説得力が生まれますよね。

自分のことをわかってくれている人が言うことなら、ちゃんと聞こうと思うものでしょう?

こういった理由から、「先生があなたのお子さんのことを把握してくれる塾」を選ぶと良いと思っています。

大手の塾でクラスが無数にあると、真ん中あたりの位置にいる子はほんの少しの点数の違いでクラスが上がったり下がったりしてしまいます。

そうなると先生もころころ変わるので、当然把握はできなくなってしまいます。

ですから、「その塾の中で一番上のクラスをキープできる」ようなところを選ぶのが、把握してもらう上では良いかもしれませんね。

もし私に子供がいて、SAPIXでαに入るか入らないかの場所を上がったり下がったりしてたら、早稲アカに転塾させて一番上のクラスに落ち着くようにさせます。

とはいえ、クラスが変わらなければ把握してもらいやすくなるってだけで、その塾の文化や先生の意識によって実際に把握してくれるかどうかは変わります。

もし通わせてみて、「うちの子のことわかってないな」と思ったら他の塾に移るのがおすすめですね。

ぜひあなたのお子さんのことをわかってくれる塾を見つけてくださいね。

 

ちなみに伸学会では、今年は生徒の学力の差が大きくなりそうだったのでクラス分けを細かくしてしまいました。

自由が丘校の5・6年は15人と17人なんですが、それぞれ3クラスにしました。

1クラス5~6人です。

目黒の6年生なんて8人なのに2クラスにしちゃってます。

だから私は目黒の小6の授業はたった3人を相手に授業しています。

よその塾だったら個別指導って言っててもおかしくない人数ですね笑

教える内容と使うテキストを変えなきゃいけないのでクラスを分けたんですが、おまけで生徒の状況も把握しやすくなりました。

伸学会はやりすぎなくらい生徒一人ひとりをどこまでもお見通しです。

最後はちょっと自画自賛でした(^^)


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