大人になってから見る文化祭

秦です。


開成学園と世田谷学園の文化祭に行ってきました。


開成は私の母校です。


ここで手品に出会ったのが


私の人生最大のターニングポイントですね。



手品をしていなかったら


人前で喋る仕事なんて選ばなかったのではないかと思います。




世田谷学園には教え子がいて、なんと私と同じ手品部に入っています。


彼の手品を見に行ったのでした。行って感じたことはただ一つ。


「若い!」


中高一貫校に通うと、中学1年生のときに高校3年生の先輩を目にします。


とっても大人に見えます。



気づけばその立場は逆転し、高3になって中1を見ます。


子供に見えます。


そんな見え方の変化は中高一貫校ならではですよね。



そんな昔を思いながらも、大学も卒業した大人が文化祭を見ると、


全員が子供に見えます


(「幼い」という意味ではなく、「とても若い」という意味で)。


私も歳を取ったというべきですかね。

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自分が高校生の時はどうだったのか、つい気になり、


自分が高校生の頃の手品のステージ映像や


当時のSNSの投稿を見返してしまいました。



文化祭や運動会の準備のゴタゴタや、


受験勉強についての数々の呟きたち。



だいたいが黒歴史でした(笑)。




当時の思い出がフラッシュバックして、


「これは間違いなく自分の過去だ」


と言えるのですが、同時に自分の成長・性格の変化も感じました。




「高校生10年程度のメンタルだ」と思っていたのですが、


自分の変化は自分では気づきませんね。




当時の悩みも関心も、今から見ると大したことはないように思えたり。


同一人物ですが、別人にも思えます。



何せ一人称から違うので。

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さて、緩やかに伸学会のブログとしての話に軟着陸します。



「全然勉強しない怠け者の子供で」


とおっしゃる保護者の方を見て私が最初に感じるのは、


実は「安心」です。




とっても長い長い目で見れば、


数十年後にはその「怠け者の子供」が


同じセリフを言っているに違いない、


と思えるからです。




人は変わります。



5年前の自分、10年前の自分が何を言って何を考えていたか


振り返ればわかります。




子供にはその蓄積がないので本人にも


その変化がイメージしにくいかもしれません。




今のお子さんが10年後どうなっているかなんてわからないでしょう。




でも、保護者の方ご自身のことを振り返ってみてください。



10歳から20歳まででどれほどの変化をしたでしょうか。


それと同じくらい、もしかしたらそれ以上の変化を


お子さんは見せるはずなのです。



長い目で見てあげてください。



いろんな学校の文化祭に行かれる際は、


「我が子によく似た最上級生の先輩」を探してみると、


将来のイメージができるのではないかと思います。

  

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