子供の脳を育てる幼児教育

こんにちは。伸学会の菊池です。

 

お子さんが一生勉強で困らない

賢い脳を育てる方法があると言ったら、

あなたはどれくらい知りたいと思いますか?

 

 

幼児教室って、

通わせている人は少ないですよね。

 

私も、甥っ子・姪っ子を行かせることを

弟夫婦に勧めたりはしていませんでした。

 

 

ですが、最近になって幼児教育を学び、

これはやらせておけば良かったかなと思っています。

 

指導の1つ1つが、

本当に脳のトレーニングになっているなとわかりました。

 

人間の脳は、

6歳で成人の約90%が完成すると言われています。

 

 

脳の中でも、

自己コントロールを司る前頭前野は、

成長に時間がかかるそうです。

 

完成するのは20歳を過ぎてからだと言われていますね。

 

 

逆に言えば、

脳の中で「学習」を含む直感的な働きをする部分は、

6歳より前にだいたい完成してしまうということです。

 

この時期に「賢い脳」を作っておくことができれば、

その後の「学び」が楽になります。

 

私たちは

学力は「素質×学習効率×学習時間」で決まると考えています。

 

バランスよくすべての要素を伸ばしていくことが、

成果を出すためには効果的ですね。

 

もし素質の部分を幼児期に鍛えておくことができれば、

同じ学習時間でも学力の伸びは大きくなるということです。

 

さて、前置きが長くなりましたが、

4月に行ってきた幼児教室コペルのレポートを書きます。

 

予告をしたものの、

出版のための執筆とか超親ゼミの準備とかで忙しくて、

だいぶ間が空いてしまいました。

 

お待たせしました。

 

コペルのレッスンを見てきたので、

その中のいくつかをご紹介したいと思います。

 

 

まずは、定番のフラッシュカード。

(Youtubeで見る方はこちら:https://youtu.be/TK-d5Wydrt4)

 

こんな早くめくっても理解できないし、

意味ないんじゃ…

昔だったら、私もそんな風に思っていたと思います。

 

けど、これって伸学会でもやっている「速読」の

読書速度を鍛えるトレーニングとそっくりなんですよね。

 

伸学会の速読トレーニングでも、

本人は読めないくらいのすごい速さで文字を流し、

それを必死に目で追っていきます。

 

そうすると、

脳はその速度に慣れようとして、

処理速度をどんどん上げていきます。

 

そして、

何度も繰り返すうちに、

速いスピードで頭を回転させるのが普通の状態になります。

 

それが速読のメカニズムです。

 

 

このような、

刺激に対して適応する脳の性質を

可塑性(かそせい)というそうで、

誰の脳にでも備わっている能力です。

 

このフラッシュカードも、

子供が飽きさせないように速くしている面もあるでしょうが、

速いスピードに脳の回転を引き上げるのが大きな効果だろうと思いました。

 

 

また、数のかたまり・大きさをとらえたり、

線分図の概念を理解させたりする

「量感」トレーニングもありました。

 

伸学会でやっているパズル道場にも、

1年生レベルのプリントには量感を身につけさせるための

ブロックを使ったトレーニングがあります。

こういった量感トレーニングを、

幼児でもできるレベルからスモールステップでやっていると、

成長が速まるのがよくわかります。

 

実際に、コペルに通っていたという子が数名目黒校に入会しましたが、

他の子より速いスピードでパズルが進級していっています。

 

こういった「量感」は、

勝手に身につくと思っていたら大間違いです。

 

そして、算数のテストで点が取れているから

身についていると思うのも大間違いです。

 

低学年のうちの単純な算数のテストを、

「なんとなくカンで」クリアしてきて、

高学年の受験算数の特殊算で大変なことになる子がたくさんいます。

 

そういう子は、

「かけ算じゃない?じゃあ足し算」

とか平気で言っちゃうのです。

 

「じゃあ」ってなんだよ!!

消去法かよ!!

 

と指導していて頭を抱えることが多々あります。。。

 

足し算・引き算レベルでも、

概念とかイメージとかが無い子は、

きっとあなたが想像する以上にたくさんいて、

私たちは日々悪戦苦闘しています。

 

 

一番衝撃的だったのがこちら。

中の石を抜いたとき

水位が下がる順序を答える問題です。

 

わかりますか?

「体積」のイメージがわからないと解けない問題です!

 

「公式に当てはめて数字を出す」ような暗記の算数にならないように、

イメージ力を鍛えて理解の土台を作っています。

 

こういった「体積」の感覚って、

勝手に育つものだと思っている方が多いです。

 

私も、大手塾で選抜クラスばかりを担当していたころはそうでした。

 

でも、そうじゃない子が大勢いて、

こういう感覚が鍛えられているかどうかが、

本当に算数の点数の差を作るんだということが今はわかります。

 

 

こちらは6年生の問題の解説です。

 

「水にしずめた物の体積は、

おし上げられた水の体積と等しい」

ということを、

わざわざポイントとして説明してあげなきゃいけない子が

たくさんいるのです。

 

そして、説明してあげても、

1回教えただけでは、

感覚的に理解して納得して使いこなすことはできません。

 

感覚を鍛えるのには長期的なトレーニングが必要です。

 

 

そのために伸学会では低学年のうちから

速読やパズルでトレーニングをしているのですが、

 

もっと早い未就学児のうちに

こういったトレーニングをさせられるのは

すごいことだなと思いました。

 

先日、ちょっと厳しい現実として、

アインシュタインが言ったとされる言葉を

記事を書きました。

 

「同じことをしていて違う結果を望むのは精神異常だ」

 

確かに、

他の子と同じように塾に通い、

他の子と同じように宿題をやるだけでは、

他の子よりも成果を出すことは難しいです。

 

でも、逆に言えば、

他の子がやっていないことをすると、

良い成果を出すのはもっと簡単ということです。

 

そういう意味で、

幼児教室に通うのはお得だなと感じました。

 

最近未就学児の保護者さんから、

伸学会の速読とパズルに子供を通わせたいというお問い合わせをよくいただきます。

 

 

原則として小学生に上がるまで入会をお待ちいただいていますが、

もし速読やパズルのような脳のトレーニングをすぐにやらせたいのであれば、

コペルに通わせてみてはいかがでしょうか。

 

今回ご紹介したようにコペルの指導は

速読・パズルと共通点も多いです。

 

そして、未就学児に最適化した内容になっている分だけ、

むしろ無理に早い時期から速読やパズルに通わせるより

一層大きな成長が見られると思います。

 

また、コペルの「レッスンはショーだ」という考え方も、

「学びを楽しく」という伸学会の考え方と同じです。

 

おすすめですよ。

 

 

p.s.

コペルの麻布十番教室を

伸学会が買い取らせてもらえることになりました。

 

いわゆるフランチャイズの教室を、

前のオーナーから譲り受けるということです。

 

近いうちに麻布十番教室の入会説明会を、

菊池が行おうと思っています。

 

目黒教室・武蔵小山教室・北千住教室・柏の葉教室のオーナーさんたちとも仲が良いので、

そのうち登場するかもしれません。

 

よろしくお願いします(^^)