次回親ゼミテーマについてアンケート実施中

10月8日に第8回親ゼミを開催しました。

「子供が伸びるしつけ」というテーマで行った今回ですが、定員が29名に対して、一般参加者の方を含めて41名の保護者の方からお申し込みをいただきました。

一般参加者募集開始の当日に満席になってしまったので、その後募集の告知をしなかったのですが、それでも最終的にこれだけのお申し込みがあったのはテーマに対しての関心の高さだったのかと思います。

子供のしつけには、親であれば誰でも悩んだ経験がおありですよね。

 

今回の内容をまとめると、こんな内容でした。

【定義】
• しつけとは、思い知らせることではなく、考えさせることである。
【心得】
• 「感情的に怒らない」…命令ではなく、子供に問いかけよう
• 「魔法の杖などない」…好奇心を元に、子供を研究しよう
【結果】
• 「自分で考える力」がつく(『二階』の脳が育つ)

結局のところ私たちは子供にこういった能力を身につけさせたいのではないでしょうか。
• 理由を明確にして、判断や計画作りができる
• 行動をとったらどういう結果になるか考えられる
• 状況に応じて判断を変えられる
• 自分の判断や行動を振り返ることができる
• 悪い行動を引き起こす条件に気づく
• 他者視点に立てる、思いやりができる
• 道徳的に考える
• 感情と身体をコントロールできる

今回の親ゼミでは、そのために子供になにをどうやって教えれば良いか、についてお伝えしました。

 

参加した方からは、早速その日のうちにこんな感想をいただきました。

「本日は親としての学びが沢山詰め込まれた親ゼミを受講させていただき、ありがとうございました。
帰宅してから教えていただいた「観察した事実だけを伝える」を実践してみると、子供の反応も今までと違うので自分のイライラも抑えられ、早速良い循環を体感する事ができました。
おかげで自分の怒りの傾向も冷静に振り返る事ができ、反省すべき点にも色々気付く事が出来ました。
今後も感情が暴走する事はあると思いますが、気付きを与えていただいたので都度振り返りをしながら自己統制を習慣付ける練習はできる気が致します。
自分の子供について「好奇心を持って研究する」事の必要性も認識していたつもりだったのに、いつの間にか実践を忘れていた気がします。
研究対象として一歩引いた目で娘を観察してみると、良いところや伸ばして欲しいところに改めて気付く事が出来ました。
その一方で「親」という感情のフィルターが、いかに娘の足りないところや課題にばかり目を向けさせていたのか、驚きの発見でもありました。
子供の自立心や自主性を伸ばしたいと考えているからには、親自身の感情の自制と子供の気付きを引き出す訓練が不可欠だと納得できましたので、本日教えていただいたくすトークも生活に取り入れて参りたいと思います。
学び多き親ゼミのおかげで、少し閉塞気味だった我が家の母子関係にも新しい風が吹きました。
本当に感謝申し上げます。ありがとうございました。」

その後他にも何通か、「今後の子供との関係を改善できそうなヒントが得られた」「家でさっそく試してみたら反応が今までと違った」といった報告をいただきました。
ありがとうございました。

私たち大人の側が脳の仕組みを知り、鍛え方を知り、適切なサポートをしてあげることで、子供の脳の成長の速さは大きく変わります。

その第一歩をこのセミナーに参加した方たちが踏み出せたことを、とても嬉しく思っています。

 

当日お伝えした最後のメッセージを、再度ここにも書いておこうと思います。

【“魔法の杖”などない】

安易な答えはありません

どの子供も、どの親子関係もオンリーワンの特殊事例です。

「Aくんにも、Bさんにも上手くいく万能薬」はありません。

だからこそ、 好奇心を持ってその子を研究し、その子に合わせた教えを与えていく必要があります。

一方で、そのことに親がプレッシャーを感じる必要はありません。

「良い親だから良い子供、悪い親だから悪い子供」ではありません。

原因は無数にありますから、気楽に構えてください。

親がプレッシャーから解放されると、子供にも良い影響がありますよ。

親も子育てを楽しみながら、子供とともに成長していける関係が理想的です。

そしてそれは実際に可能なことです。

そのためのお手伝いをこれからもしていきたいと思っています。

 

さて、次回の親ゼミは12月3日(日)に開催します。

内容は、過去のバックナンバーをみなさんの実生活により活用しやすい形に作り直す予定です。

よりワークやコミュニケーションを多めにして、皆さんの具体的な悩みに即して進めたいと思っています。

そこで、過去のバックナンバーの中から、どれを取り扱うかについてリクエストを募集します。

興味のある方はアンケートフォームで下記の中から一つ選んで投票をお願いします。

投票はこちらをクリック。30秒で終わります。

選択肢は以下の通りです。

・(学習法)「認知心理学に基づくインプット」うまく説明し、内容を理解することで記憶に残そう!

・(学習法)「認知心理学に基づくアウトプット」練習の方法次第で、テストの本番に思い出せるかどうかが左右される!

・(動機付け)「意欲を分類する」子供の動機付けを知り、複数のやる気エンジンを持たせて、「墜落」を防ごう!

・(動機付け)「意志力の科学・続ける技術」忍耐強さは筋力のイメージで理解できる!どうやって節約し、鍛えるか?

・(動機付け)「学力を高める習慣」結局家で親は何をすればいいの?に答えます!食事・睡眠・運動と学力の関係に切り込みます!

・(動機付け)「しつけの方法」どうすれば、子供が自力で考え、大人が口出ししないですむようになるか?(直近にやった内容です)

それぞれどんな内容かの詳細は、また順にコラムでご紹介していこうと思っています。

コラムを書く順序はアンケートの途中経過を見ながら決めていきますね。

何度でも投票できますので、コラムを見て「やっぱりこっちも聞きたい」と思ったら再度投票していただいても大丈夫です。

ただし、「どうしても聞きたいから」といって1人で100回投票したりとかしないでくださいね(笑)

熱意は嬉しいですが、良心的な範囲にしておいてください。

それでは、投票お待ちしています。

よろしくお願いします。

投票はこちらをクリック。30秒で終わります。