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こんばんは。伸学会の菊池です。
先日の「子育てサミット2026」、無事に終わりました。
ご参加いただいた方、ありがとうございました。
終了後、たくさんの感想をいただいたのですが、その中で私が一番うなったのが、この一言でした。
—
先生方の書籍やYouTube等で勉強させて頂いていますが、まだ道半ばです。知っているけど出来ていないこと、忘れてしまっていることが意外に多いことに、気がつけました。
—
これ、すごく本質を突いていると思うんです。
子育ての情報って、もう十分に世の中にあるんですよ。
私もYouTubeで何百本と発信していますし、本も10冊書いています。
でも、知識が増えることと、実際にできるようになることは、まったく別なんですよね。
なぜ、知っているのにできないのでしょうか。
それは、ノウハウを覚える段階で止まっているからです。
はじめはみんな「こういう場合はこうする」を一つ一つ覚えていきますよね。
もちろん、最初はそれでいいんです。私もそうやって覚えてきました。
でも、子育ての現場って、覚えたパターンに当てはまらない場面の方が圧倒的に多いんですよ。
塾の現場も、ビックリするような意味わからないトラブルがあります(笑)
そのとき、ノウハウしか持っていないと、フリーズするか、いつもの怒り方に戻ってしまいます。
ケースごとの1対1のノウハウを超えた、アドリブ力にまで昇華させることが必要になってくるんです。
このことがよくわかる、ディズニーの話をご紹介させてください。
ディズニーランドのキャストのホスピタリティは有名ですよね。
実は彼ら、接客のマニュアルを持っていないそうなんです。
アトラクションの動作手順のような業務内容に関しては徹底したマニュアルがありますが、一人一人の振る舞いを規定するマニュアルはありません。
代わりにあるのが、「ハピネスの創造」という理念です。
それが体現されている逸話が数々あるのでぜひ検索してみていただきたいのですが、その中の1つにこんな話があります。
あるレストランで、男性ゲストからキャストがこう相談されました。
「サプライズでプロポーズをしたいから、婚約指輪を料理に隠してくれませんか」
ディズニーでは「ゲストから物を預からない」というのが共通認識です。
なくしたり壊したりしたら大変ですから、当然のルールですよね。
でも、そのキャストは自分の判断で指輪を預かりました。
そしてデザートの中に忍ばせ、プロポーズは大成功しました。
ここで注目してほしいのは、このキャストのアドリブ力です。
「ハピネスの創造」という理念が体に入っているから、その場でアドリブで判断できたんです。
ルールには反しているのに、理念には完全に沿っています。
トップが「こういう場合はこうしろ」と指示しないと動けない組織と、あり方が浸透しているからアドリブで動ける組織。
この違いは、とてつもなく大きいと私は思っています。
さて、なぜこの話をしているかというと——
サミットの第3部、滑川周平先生の講演がまさにこのテーマだったんです。
「親のあり方」。
正直に言うと、この回はテクニックの話がほとんど出てきません。
なので、「具体的な方法が知りたかった」と物足りなさを感じた方もいたようです。
でも私は、個別具体的な方法論を昇華させ、あり方に高めることが大事だと思っています。
そして、滑川先生の話は、そのあり方の実例として、価値があるものだったなと感じました。
講演のネタバレになってしまいますが、滑川先生はお子さんの中に、先天性の難病をもっている子がいらっしゃるんですね。
ものすごい「イレギュラー」です。
普通の子育て本のノウハウの中に対処法は書いてありません。
そんなアドリブ力が試される中で、滑川先生はお子さんの個性を受け止めて、後押しをしていました。
そして、お子さんは才能を開花させ、様々な賞を受賞するようになりました。
すごいなと感心するばかりです。
どうやって受け止めるのかとか、どうやって後押しするのかとか、その説明がもっと具体的だと視聴者にも伝わりやすくて良かったのかなと思いましたが、親としての在り方の実例としてはとても良い模範なんじゃないかと思いました。
良き親になるために、良き指導者になるために、
最初はノウハウとして「こういう場合はこうする」を覚えていくでしょう。
そして、それらを積み重ねた先で、
「まとめると、これって結局どういうあり方なんだろう」
というところにたどり着けると良いですね。
第1部の内田伸子先生の「共有型しつけ」も、第2部で私が話した「勝手に夢中になる仕掛け」も、突き詰めれば全部、あり方の話なんですよね。
「子どもと楽しさを共有する親」であろう。
「学びを楽しくする塾」であろう。
そういう話です。
私がお伝えしたのは、その理念を実現するために伸学会が行ってきた工夫の数々です。
この工夫は、ディズニーランドと同じように、私からの指示無しに現場の講師たちがアドリブで発案したもの、0から考えて生み出したものがたくさんあります。
在り方が定まると、模倣だけでなく創造ができるようになるんですよね。
今回のサミットが、参加した皆さんにとって、「どういう親でありたいか」を考え、実現する機会になってくれたら良いなと願っています。
さて、ここからお知らせです。
サミット終了後、こんな声を複数いただきました。
「時間の都合で、講義を視聴できませんでした」
「用事があり、お伺いする事が出来ませんでした。残念です」
3時間は、やっぱり長いんですよね。
途中で抜けざるを得なかった方が、思っていた以上に多かったようです。
そこで、今週の土日限定で、全3部を再配信することにしました。
見逃した方も、途中で抜けた方も、もう一度どうぞ。
もちろん無料です。
▼再配信の視聴はこちら(無料)
https://5days.inyou5.jp/p/kosodatesummit2026kh
今週末の土日限定なので、お早めに!
それでは。
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