[国語の勉強法]子供に映画の小説版を読ませよう

こんにちは。秦です。

夏期講習前の休みで、映画「天気の子」を見てきました。

梅雨時は気分が暗くなるので、何か感情を動かすものはないかと映画館に向かったのでした。

見て正解でした。
ちょうど梅雨明けだったのがまた良かった。完璧なタイミングでした。
「この映画見てから雨に遭ってない」だけで明るい気分になれる。

ストーリーについては、アニメ通でもない私が語ろうとすればするほど安っぽくなりそうですし、そもそもネタバレをせずに語る能力もないので特にここで触れたりはしません。

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全く別の話を2つします。まず1つ目。

映画を見たあと、本屋で小説版を見つけて即購入しました。
そこで思ったのですが、「見た映画の小説版を読む」ってどれくらいポピュラーな行動なんでしょうか。

私としては、「ほぼ当たり前」の行動です。
多分、ハリーポッターファンとして、映画の描写不足が気に入らなかったのがそもそもの理由だと思います。

「文章を読んで、内容を脳内で映像としてイメージする」ことが苦手な生徒はよくいますが、映画が好きならその映画の小説版を読むことで映像をイメージしやすくなって良い練習になるんじゃないでしょうか。

ちなみに私はスターウォーズも全部追いかけていますが(ちなみに7・8はあんまり好きではない…)、そちらも小説版を揃えています。というか小説版の方が面白いんじゃないか?とまで思っているくらいです。


スターウォーズはスピンオフ小説で拡大する1つの文化圏だったなぁ…(エピソード7・8が踏み潰していったけど…8が…8が…9どうすんの…)。

というわけで、読みました。これまた良かった。多分、サントラ買って曲聴きながら読むと良いのではないかと。

一応お伝えすると、映画を先に見たほうがが良いと思います。

「私自身が映画を先に見た」というのもありますが、小説の方が「答え合わせ感」が強いように思います。
Amazonのレビューによると、小説を先に読んだ人にとっては「この風景描写をどんな綺麗な絵で仕上げてくるか」という答え合わせになるみたいです。

映画と小説というメディアの違いでどういう表現法をとるかについて、意図を監督自身があとがきで書いているのも面白かったです。

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もう1つ。

どこからイメージが湧いたのかについて、新海誠監督ご自身が、「上が平らになった入道雲(かなとこ雲)の上に緑の土地があったらどうだろう」から考えた、と公表しているそうです。面白い。

かなとこ雲の「かなとこ」、漢字で書けます?
そして、「かなとこ」とは一体なんでしょう?調べてみてください。
ひらがなだと、「かまぼこ」のような優しい柔らかいものに思えますが、実際は…?

この話、Twitterで見たんですが、そのとき関連してみた情報に、「積乱雲が発生する理由・条件を図に表した」というものがあって、期せずして気象の勉強をしてしまいました。
リンクを貼っておきますね。とても分かりやすく面白い図なのでおススメです。

どこに勉強のネタが落ちているか、分かったもんじゃないなぁと。

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2つと言っておいてもう一つ。

この映画の「聖地」は田端ですね。

中高時代に歩いたことある道や見たことがある風景がたくさんあったのも私としては嬉しかったです。

田端ってどこにあるか、伸学会で見ている生徒に知っている子はまずいないでしょうね。伸学会の校舎がある目黒・自由が丘は、田端とはちょうど山手線の正反対くらいですからね。

田端・日暮里って面白いところで、下町の低地と山の手の台地の境目にあるんですよね。山手線の、西側がずっと崖になっている風景。

なぜそんな田端を舞台にしたのか。
東京の「起伏の激しさ」は、映画を見る上でもポイントになる知識かもしれません。

   

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