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娘は小4から大手塾に通い、小5の夏のタイミングで伸学会に転塾しました。伸学会には姉もお世話になっており、伸学会が単に目先の中学受験の合格だけにフォーカスせず、受験のその先子ども将来を考えながら子どもに寄り添い、指導してくださる点に共感していました。
伸学会に通い始めてから、娘はすごく楽しい!と言う一方で、思春期特有の心身の調子の波のようなものもあり、夕方になると塾を休みたいということがしばらく続きました。気が向かないなら受験はやめようと話をしても、本人は受験をしたい、と言う意思が固く、そのような中で体調がなかなか安定しないことについて親としてはずっと心配していました。体調が整わないならば整うように生活を変えていこう、と言っても彼女には彼女なりのこだわりがあり、そこでまた親子の意見がぶつかりました。しかし、自らを振り返ってみると、自分にも同じようなことがあった気がして、行けるようになれば自分で行くから大丈夫!という気持ちと、どこかで背中を押した方がよいのだろうかという気持ちが混ざり合いながら、でもやっぱり最後は娘を信じようと頭の中でいろんなことをぐるぐる考えていました。
状況はよくなることもありましたが、停滞することもあり、アップダウンが続く中、小6の秋を迎えました。長女の時の経験から秋になれば受験のスイッチが入るだろうと思っていましたが、娘は以前よりは勉強に意欲的に取り組んでいる様子であるものの、依然として自分のやりたいことを優先して過ごしていました。
親として先回りをして勉強のスケジュール管理などにもっと主体的に関わる選択肢もありましたが、私は娘自身にこの状態にどう向き合ってどう乗り越えていくかを自分で決めて、その決断に基づいて自分でどんな行動をとるか考えて実行してほしいと思っていました。また、これは娘の成長に欠かせない過程であり、そこに親が関与しすぎることは彼女の成長の機会を奪うことだと感じていました。このため、このままの生活を続けるメリットとデメリットを色んな角度から親子で話して頭の整理をしただけで、最後の判断は娘に委ねました。
娘がガラッと変わったのは12月に入ってからです。そこから受験までの最後の2ヶ月の頑張りは親も目を見張るほどで、娘の底力と、やると決めたことをやり抜く、ぶれない意思の強さを感じました。
そして迎えた2月、娘は至って平常心で緊張する様子もなく、試験会場に向かって行きました。
今回ご縁をいただいた学校の他にもう1校、素敵だなと思っていた学校があり、その学校は最終的に3回受験しました。いずれもご縁がなかったのですが、不合格通知を受け取っても、全く怯むことなくむしろ腕まくりして向き合うような勢いで、何度も挑戦し続けた娘の姿を頼もしく思い、そこに大きな成長を感じました。
そして全ての受験日程を終えた時の彼女の、開放感に満ち溢れた笑顔は、彼女が自分の力を出し切って、自分の思う存分最後までやり抜いたことの証のように思いました。
振り返ってみれば本当に色々なことがありましたが、娘にとって中学受験は、単に受験の合否だけに留まらず、自身と向き合い、葛藤を乗り越えて、やると決めたことを最後までやり抜くという一つの大きなプロジェクトのようなものだったと思います。もちろんうまく行ったことばかりではありませんでしたが、それもひっくるめて、全ての経験が彼女にとって成長の糧になったと感じています。
また、それと同時に親としても非常に多くの学びを得ました。もっとこうしたらいいのにな、と思いながらも手出しせず見守ることの難しさ、歯がゆさ、子どもを信じて任せることへの葛藤など、常に自分の至らなさと向き合いながら過ごした期間でした。
このような貴重な経験ができたのも、伸学会の先生方が、娘を子供扱いせず、1人の人としてしっかり向き合ってくださったことに加えて、親の不安に共感しつつも、娘に自分で壁を越えて欲しいと思う私たちの考えに寄り添ってくださったおかげだと思っています。本当にありがとうございました。
伸学会は単に中学受験の合格をゴールとするのではなく、人が自ら伸びる力を信じて、一人の人がその人らしく成長していくことをゴールに見据えて取り組んでいる塾だと感じています。そのような塾だからこそ、目先の成績に一喜一憂せず、娘をどのような人に育てていきたいかという少し遠くの目線を持って中学受験に臨むことができました。
伸学会は卒業しましたが、親として、これからも娘が自分らしく、自分のペースで成長していくことを見守って行きたいと思います。改めて、今まで娘をご指導いただいた先生方に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
