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先月のことです。
メルマガ読者の田中さんから、菊池はこんな質問をもらいました。
—
メールマガジンをいつも楽しく拝見しております。
小学生2年生の長女に、
「鏡に映ると左右は反対になるけど、上下が反対にならないのはどうして?」
と聞かれました。
鏡と鏡が写している物とは面対称の関係になるけれども、点対称にならないのはどうしてかという疑問と思うのですが、
分かりやすく説明するにはどんな方法がありますか?
ご教示いただけると大変ありがたいです。
よろしくお願いします。
—
おもしろい疑問ですよね。
こういった疑問を持てる子供の感性ってとてもステキだと思います。
そして、なんと説明したら良いのか困る質問です。
こういった質問をお子さんからされたら、あなたならどうしますか?
この田中さんのように、「知らないから子供にどう教えて良いのかわからない」と困ったことが、あなたにもきっとあるんじゃないでしょうか。
4月と6月に開催した親ゼミでも、保護者の方ができることで、子供の成績へプラスの効果が大きいこととして、先に「知識の種を蒔いておきましょう」という話をしました。
要するに、予習になるような取り組みを、意図的に子供が小さいうちからやっておくと良いですよということです。
ブログ・メルマガではお馴染みの話ですね。
そこでも、やはり「理科は苦手だから教えられない・・・」といった声があがりました。
それってとてももったいないことだと私は思うのです。
そこで、私は田中さんにこう回答しました。
—
「鏡 左右反転 上下反転しない なぜ?」で検索をしてみたところ、以下のような答えがありました。
https://www.u-tokyo.ac.jp/public/public01_191101_01_j.html
小学校2年生には少し難しいかもしれないですね。
もっと探せば、2年生でもわかる答えがどこかにあるかもしれません。
さて、私から田中さんの伝えたいこと。
それは「子供には答えを教えるよりも、答えの“探し方”を教えてあげた方が良い」ということです。
私たちが持ち歩いているスマートフォンはインターネットにつながっています。
それは、図書館にある何万冊の蔵書よりもはるかに多くの知識が詰まっていて、しかも図書館よりも圧倒的に検索が容易です。
すごいことですよね。
これからの時代に必要なのは、「どれだけ知っているか」ではなく、「解決策を探せるか・考えられるか」になります。
ぜひお子さんに、それを教えてあげてください。
そうすれば、そのうちお子さんはわからないことは自分で調べて、自ら伸びる子になっていきますよ。
まずは「お母さんもわからないから一緒に調べてみよう!」と言って、その第一歩を踏み出してくださいね。
それでは。
—
田中さんのお子さんからの質問の答えは、私もわかりませんでした。
でも、回答にも書いたように、何でも全て知っている必要なんかないんです。
子供には、知識以上に、リテラシー能力を持たせたい。
そのためのもっとも良い方法は、私たちがわからないことにぶつかったときにどうするかを見せることだと思います。
ぜひ、あなたもわからないことを調べる姿を見せてあげてくださいね。
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