15日発売の「記憶を科学」の内容を無料公開します!

こんにちは。伸学会代表の菊池です。
  
私の2冊目の著書
「記憶」を科学的に分析してわかった小学生の子の成績に最短で直結する勉強法
が4月15日に発売されました。
  

今回は本の内容を一部無料公開ということで、
第1章1節「私たちは野生の脳のまま生きている」の内容をご紹介しようと思います。
  

なぜ私がこの本を書いたのかが端的にわかる導入の節です。
  

ぜひ見てみてください。
  

   

私たちは野生の脳のまま生きている

現代の先進国の社会においては、ほとんどすべての人は学校へ行きます。そして、算数・数学・母国語・外国語・理科・科学・社会とたくさんの勉強をします。さらに、学校を卒業して社会に出ても、仕事に必要なスキルを身につけるための勉強が続きます。私たちは誰もが「勉強」とは無縁ではいられません。
  

にもかかわらずと言えばいいのか、だからと言えばいいのかわかりませんが、私たちの多くはその「勉強」に苦しめられます。せっかく勉強したのに忘れてしまった……必死に考えているのに理解できない……頑張っているのに成績が上がらない……もう勉強なんて嫌だ! あなたも勉強に対して、そんなネガティブな感情を持ったことはないでしょうか。
  
  

  

○良い勉強法を知らないことの弊害

伸学会に通ってくれた生徒の保護者さんからは、こんな受験体験談をいただきました。

「4年生から地元の準大手塾に通わせました。手のかからない息子の学習状況を気にかけることなく半年経ち、ふとしたきっかけで息子が塾の宿題の解答を写していることに気づき、ショックを受けました。それを塾の先生に厳しく叱責され、もう二度やらないと誓わされ、でも根本的にわからないのは解決できず通塾自体が苦痛になっていました。塾の授業が理解できないようではこの先厳しい…と、転塾を考えました。」

(趣旨が変わらない範囲で抜粋し、表現を改めました。全文はWebサイトに掲載しています。http://www.singakukai.com/feedback/11014.html)

  
こうして5年生になる直前から転塾してきたY君ですが、決して頭が悪い子でも、不真面目な子でもありませんでした。宿題の解答を写していたのも、楽をしたかったからでも、ズルをして自分をできる子に見せたかったからでもないと思います。私が直接教えた子なのでよくわかりますが、Y君はそんなことをする性格ではありません。ただ、出された課題をこなす方法が、「答えを写す」以外になかった、それくらい追い込まれていたのだと私は思っています。
   

気付いたお母さんもショックだったでしょうし、悪いことだと思いながら答えを写していたY君もつらかったと思います。こういったことはどこのご家庭にも起こりうることです。問題は、なぜこんなことが起こるのか?です。 それは「はじめに」で少し書いたように、良い勉強のやり方を知らないせいで、頑張っても成果が出せないからではないでしょうか。
   

良い勉強のやり方がわからないのは無理のないことです。Y君やY君のご両親が悪かったわけではありません。そして、もしあなたのお子さんも良い勉強のやり方を知らなかったとしても、あなたやあなたのお子さんが悪いわけではありません。
  

私たちの脳は、ホモサピエンスが誕生した20万年以上前からほとんど変わっていないと言われています。農耕が誕生したのが2万年ほど前と言われています。つまり、私たちの祖先が誕生した頃の生活と言えば、まだまだ狩猟採集生活です。
  

私たちの脳の仕組み・学習の仕組みは、その狩猟採集生活で生き残るために最適化されています。常に飢え死にや危険な肉食動物の攻撃による死と隣り合わせです。現代の私たちの生活とはずいぶん違いますよね。少なくとも、真っ先に一発で覚えなければいけないのは「算数の公式」ではないのは間違いありません。そんな狩猟採集生活に最適化した脳のまま現代社会で生きているのだから、いろいろ不都合なことが起こるのも当然だと思いませんか?
  

ですから、私たちは自分の脳の性質を知ることで、その性能をうまく引き出せるようになっていかなければなりません。では、私たちの脳は、どのように働くのでしょうか?
  
  

○私たちの脳の中にある二つの機能

ここではまずは大まかなイメージを掴んでください。私たちの脳は、直感的に反応する特に原始的な機能と、よく考えて判断する理性的な機能を持っています。この本の中では前者を「1階の脳」、後者を「2階の脳」と呼びます。読んで字の通り、脳の中で下のほうと上のほうがそれぞれの働きをしています。二つの脳がそれぞれの機能をうまく発揮できると、テストでよい成績が取れます。
  

これらの機能は、無意識に無自覚に働いています。だから、どう働かせるかを知識として学び知っておかなければコントロールできません。「緊張して心拍数が上がっているときは深呼吸をするといい」のように、記憶に残すためにやるべき行動を知って実践していくことが必要です。
  

そして同時に、「子どもにやらせる」という観点からは、もう一つ問題があります。それは「子どもは(大人もですが)どちらがよいやり方かは自覚できない」ということです。「こちらのほうがわかりやすい」「覚えやすい」と思ってやっているけど、実際にはその逆だということがよくあります。だから、それに気づかせるための工夫が必要になります。
  

そういった働きかけを通じ、良い勉強のやり方を身につけさせていくと、学習の効率は格段に変わっていきます。先ほどのY君も、入会してきて最初に受けた外部模試(日能研公開模試)では4科目総合の偏差値が45くらいでした。それが、卒業間近の6年生後半には偏差値が60を超えるようになりました。「答えを写すしか方法が無い」のと、「正しいやり方を知っている」のとでは、大きな違いが生まれるのです。
  

そういった成績の違いを作るやり方の違いを、本書でお伝えしていこうと思います。このあとの第1章の中では、それぞれの脳の機能についてもう少し詳しく説明していきます。
  

そして、第2章からは、実際にわかりやすい・覚えやすい勉強法についてお伝えしていきます。役立つ勉強法をすぐに知りたければ、先に第2章を読んでから、戻って第1章を読んでもかまいません。あなたの興味がある章から順に読み進めてみてください。
  
  

まとめ

私たちの脳は20万年前の原始的なしくみで働いている。現代社会に適応するために、自分の脳の性質を学んで使いこなそう。
  

以上です。
  

この本には、自分の脳の性能を引き出すための秘訣をギュッと詰め込みました。
  

その秘訣を使いこなし、
あなたのお子さんもY君のように急成長することを願っています。
  

本の内容が気に入った方は、
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