あなたのお子さんのそれ、「目標」じゃなくて「願望」じゃない?

先日のHRの授業でのことです。

目標を子供たちに書き出してもらいました。

目標を持つのって、やる気を高めるために大事なことです。

そして、目標を整理して、遠くの目標と近くの目標相互につながりを作るのも大事なことです。

今目の前にある目標にどういった意義があるのかわかれば、より一層やる気が高まるからです。

 

そうして目標を書かせてみると、遠くの大きな目標、例えば将来なりたいものとかはあるけれど、近くの目標が全く無い子がいたりします。

それって、大きな目標を達成するための道筋がわかっていないってことですよね。

当然それでは目標は達成できません。

早めに気付いて良かったねっていう話です。

 

また、近くの目標ばかりで、遠くの大きな目標が無い子もいます。

その日暮らし、ってほどではないですが、まぁ近視眼的なのは間違いありません。

目先のことをこなすことばかりに追われて、時間をかけて成し遂げた大きなことが何1つなく、年老いてから「自分の人生は何だったんだろう?」とならないことを祈るのみです。

 

そして、放っておいたら一番やばいパターンが、目標と願望の区別がついていない子。

しかもけっこう多いです。

新しいバットがほしいとか、スマホがほしいとか。

「で、そのために何をするの?」と聞いても、「???」ってなっちゃう。

目標と願望は、どちらも○○がほしいとか、○○になりたいとかいったものではありますが、手に入れるために自分の努力が介在するかどうかという違いがあります。

「おこづかいを貯金して新しいバットを買うぞ!」は目標であり、「サンタさん新しいバットをお願いします!」は願望なのです。

そういう意味で、遠くの大きな目標はあるけど、近くの目標がないというのは、実は目標ではなく願望を持っているのと同じなのかもしれません。

何をして良いかわからなくて何もできないのであれば、神様に祈っているのとかわらないわけですから。

 

目標が無いということは、やる意義を感じないということです。

そうなると、勉強や練習にもやる気はわかないですよね。

だから、目標はとても大切なものです。

そして、目標を立てることにも技術が要ります。

だから、良い目標とはどういうものかを理解させ、実践させるには、教育が必要です。

自然にできるようになるものではありません。

あなたのお子さんは、きちんと目標を持てていますか?

それはもしかしたら、実現方法がわからないただの「願望」になってしまっていませんか?

あなたもぜひ、お子さんに正しい目標の立て方を教えてあげてくださいね。


今後のイベント情報
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子供に目標設定をさせるワークの正しいやり方教えます。
詳細はこちら→http://www.singakukai.com/news/10496.html

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詳細はしばらくお待ちください。