模試の判定をひっくり返す合格の獲り方


もうすぐ夏期講習が終わりますね。

2学期になれば6年生はいよいよ受験本番モードです。
この先模試も増えてきますが、ほとんどの子は今の自分の力よりも少し上の学校を目指して受験するでしょうから、模試の判定は厳しいものが多いと思います。
そこで今日は、模試で悪い結果を取っていても、本番それをひっくり返して合格を獲る方法についてお話ししようかと思います。

その方法とは「過去問を分析し学習内容を絞り込むこと」です。

今回は少し細かい部分をお見せします。
以下の画像は、生徒が過去問を解き、解き直しまで終えた後で行った分析です。

問題を解き、間違えたものに対して、1つ1つ原因を分析しています。


そしてそれを表にまとめ、さらに言葉でまとめています。

「試験に何がどんなレベルで出るのか」
「その中で自分は何ができないのか」
「さらにその中で、合格点を取るためには何ができるようにならなければいけないのか」
「できるようになるためには何にどの程度時間を割かなければいけないのか」

過去問と自分を徹底的に分析していますね。
この後、できなかった単元の強化のために、テキストの該当単元の問題を練習して提出。
ここまでやってようやく過去問演習終了です。
さらに、繰り返し出題され、間違える問題は、重点課題として直前期に徹底復習をします。

こういう勉強のやり方を身につけられた子は、驚くほど力が伸びます。
実際このノートの持ち主は、元々入塾したときは四谷大塚の模試で偏差値40台前半な子でしたが、間違えた問題の見直し・解き直しのやり方、苦手な単元の補強のやり方などを教え込んでいって、6年になる頃には60近くまで伸びました。
そして6年生9月に初めて過去問をやらせてみたら算数30点の惨敗から、第1志望の洗足に合格しました。
今は定期テストで上位10%以内に入っているそうです。

模試の判定を覆して合格を勝ち取りたいのであれば、遠回りなようでも分析に時間を割き、やるべきことを絞り込みましょう。
そして、限りある時間の中で最大限の学習効果を得られるようになりましょう。