受験直前期に気をつけるべき3つのこと

こんにちは。伸学会の菊池です。

入試も近くなってきましたね。

明日で2月1日まで残り100日になります。

関西や千葉埼玉などは受験が東京・神奈川よりも早いので、残り日数はもっと短くなります。

気持ちが焦ってくるころではないでしょうか。

 

私たちはと言えば、子供たちの提出する過去問の添削指導が大量で大忙しです。

毎年こんなところで受験が近くなってきていることを感じます。

さて、伸学会のブログやコラムでは、過去問や模試を解いたら「現在の自分の立ち位置」と「ゴール」がわかるはずだから、そこから逆算して「進むべきルート」を考えようということを書いてきました。

当然これまでにもルートは都度見直し、修正していることと思いますが、残り100日になった今、再度それで正しいのか確認をしてみましょう。

そのための判断基準として基本的な3つをあげてみますね。

 

1.「絶対にやるべきこと」か「やった方がいいこと」か

ついつい勉強をしていると細かい部分も気になってしまうもの。

「普通なら出題されないこんなところが、今年に限って出たらどうしよう…」

そんなこと考えたことありませんか?

はっきり言ってその勉強は時間の無駄です。

過去問をやっていれば、出題される範囲・レベルはだいたい肌で感じられるはず。

そこから外れている内容は、学習対象から切り捨てましょう。

今年に限って出題されたら?

どうせみんなできないから合否には関係ないですよ。

残り時間を考えたら「やった方がいいこと」になんて時間を使っているヒマはありません。

「絶対にやるべき」な基本を徹底的にやりましょう。

 

2.伸びしろ計算してる?

点数が上がれば上がるほど、できなかった残りの問題は難易度の高い問題なわけですから、それをできるようにするのは大変なことです。

加えて、どんなにがんばったところで満点以上の点数は取れません。

にもかかわらず、嫌いな苦手科目の勉強を後回しにして、得意科目でカバーしようとする子供がとても多いです。

不合格一直線だと思って下さい。

点数の低い苦手科目は伸びしろの大きい科目、伸ばすのが簡単な科目です。

かける時間と見込める得点上昇を考えれば、やった方がお得なのは苦手科目です。

十分に時間を割り振りましょう。

 

3.知識を学習すべきか。考え方を学習すべきか。

理科・社会の知識分野や国語の漢字など、知識は覚えれば即座に点数に反映されますが、覚えるべきことは多いです。

一方理科の計算分野や国語の読解、そして算数は、考え方を覚えてもすぐに使いこなせるわけではありません。定着まで時間が必要です。

しかし覚えるべきパターンは少ないです。

では、今学習すべきなのはどちらでしょう?

自分の志望校の出題はどちらが多いのか?その中で自分の失点はどこが多いのか?を分析して方針を決めてください。

これもまた自分が苦手な方は敬遠してしまいがちですから気をつけましょう。

 

以上です。

時間が少なくなってくると気持ちばかり焦ってしまい、いろいろなことに手をひろげたくなります。

そして、残り時間を計算していなかったからかじっただけで終わりとか、やったけれど結局何も身になっていない、なんてことが多くなります。

そうならないように、やるべきことを具体的に決めて、絞り込んで、一歩ずつ進んでいきましょう。

最後までがんばりましょうね。