子供扱いはもったいない

伸学会では塾生のご家庭に月々ニュースレターをお送りしています。

名前を募集していたのですが、全く応募が無かったので、結局なんのひねりも無く「月刊伸学会」で確定してしまいました(笑)

その中で、毎月1冊先生たちがおすすめする本を紹介しています。

本をよく読む子と読まない子では、平均すると成績の伸び方にかなり差があります。速読講座に力を入れている伸学会としては、生徒たちにはその力を生かしてたくさん本を読み、賢くなってほしいと考えているのです。

今月発行の2018年1月号は私菊池が担当しました。

【読まなきゃ損?!】先生が選ぶおすすめの本 100 選
10 冊目 『楽毅』 作:宮城谷昌光

三国志の英雄・諸葛亮孔明に「このような人物になりたい」と言わしめた、戦国時代を代表する名将・楽毅を主人公とした伝記小説です。舞台となるのは紀元前3-4 世紀の頃、戦国時代の中国です。弱小国である「中山国」の宰相( 大臣) の子として生まれた楽毅は、他国との圧倒的な国力差の下で、自国を守るために苦心と工夫を重ねます。そして、将軍として奮戦しますが、中山国は結局滅亡してしまいます。その後失意の中で暮らしながら、それでも自分の器量を磨き続け、やがて同じく弱小国である「燕」に仕えることになります。そして燕の将軍として大国「斉」を撃破、名将として後世に名を残すことになりました。そんな一人の男の“ 見事なる” 生涯が描かれている名作です。
最初から最後まで通じて、「人はいかに見事に生きるべきか」がテーマになっています。その生きざまのカッコよさには菊池もあこがれました。ぜひみんなにも読んでほしい!
小学生の子にはちょっと難しいかなと思うけど、三国志が好きって子もいるし、読める子もいるはず。読んでみて難しいと思ったら中学生になってから読んでみてね!

とまぁこんな内容で、正直小学生には難しいかなと思う本ですが、大好きな本なのでおすすめしてみました。

すると、レターを配送してすぐに保護者の方からこんなメッセージが届きました。

菊池先生

いつもお世話になっております。

今日、届きました最新月刊伸学会、早速拝読しました!

そこでお薦めの本として先生が挙げていた「楽毅」、息子に知っているかを尋ねたら、知ってました。本人、私と兄に楽毅について延々語ってくれたものの、その推薦本については自分はもう楽毅のことをわかっているから、読まなくていいと丁重に断られました。(。-_-。)

なので今度息子を見かけたら、本を読むよう駆り立ててください。よろしくお願いします。

この子まだ小4なんですが、もう楽毅のことを知ってました!

びっくりしました!!

子供は自分の好きなことにはものすごいパワーを発揮しますね。

以前太田先生が、自分は小さい頃大人向けのウルトラマンの本を読み漁って漢字や語彙を身につけたと言っていました。

そういえば私も母の影響で、母が図書館で借りてきた大人向けの推理小説とかを読み漁っていたなぁ。

子供を子供扱いせず、好きなことはどんどん与えてしまえば良いんだということが再確認できたできごとでした。

勉強はスモールステップで着実に。

趣味は飛び級で大胆に。

そんな感じでやっていこうと思います(^^)