語彙力は解像度

自由が丘校講師の太田です。

先日、フランス語で詩について論じる課題が出ました。
書きたいことは詩を読んでいくつか浮かんできたのですが、なかなか課題が進みません。
辞書を引き引きなんとか課題は完成させたのですが、どことなくしこりが残るような感覚でした。

理由は簡単です。
「フランス語の語彙力が足らないから」です。
自分の考えをどれだけ話せるかは、どれだけ言葉を知っているかにかかってきます。

日本語においても同じことが言えます。

普段から僕はこう考えています。
「語彙力は世界を捉える解像度である」と。

例えば「嫌な感じ」という言葉を考えてみましょう。
「嫌な感じ」に含まれる感情には、「怒り」「悲しみ」「恨み」…などさまざまな感情があります。
このうち「怒り」だけに焦点を当ててみても、「激怒する」「イライラする」「ムカつく」「青筋が立つ」「憤懣やるかたない」「激おこプンプン丸」などさまざまな種類があることに気づくでしょう。

最初の「嫌な感じ」に比べると、大分詳細に感情が伝わるようになるのではないでしょうか。

このように言葉をたくさん知ることは、物事を語るとき・見るときの「解像度」を上げることだと考えています。

だから国語に限らず、どの科目の成績上げるうえでも語彙力が不可欠になってきます。
語彙力を増やすには、実際にどのように使われるのかの実例を読むのがいちばんですね。

というわけで、伸学会では「読書の木」キャンペーンをまだまだ開催中です。

みんな言葉をたくさん知って、成績をもっと上げよう!