美味しく楽しい「頭の良くなる料理教室」開催しました


去る10月7日(日)に「頭のよくなる料理教室」を開催しました。

 

今回は10組21名の親子にご参加いただき、楽しく学ぶことができました!

 


まず当日スープの材料に買ってきてもらった野菜の産地を学びました。

 

買ってきた野菜はたまねぎ・にんじん・じゃがいも・キノコなどです。

 

たまねぎはやはり北海道産が多かったですね。

 

授業では
「たまねぎの生産は北海道が1 位。
ですが入試に出るのは他の地域です。
たまねぎの生産で有名な島はどこでしょう?
またその島は何県でしょう?」
という問題を出しました。

 

低学年のお子さんたちが悩む中、5 年生の宇田君がびしっと「淡路島で兵庫県!」と正解しました。

 

そのあと地図に野菜のシールを貼って産地マップを作りました。

 

次は単位換算です。

 

「1 リットルは1000 ミリリットルである。
1 デシリットルは100 ミリリットルである。
1 リットルは10 デシリットルである。」

 

なんて生徒に覚えなさいって100 回言っても覚えてくれません。

 

ですが今回は違います。

 

自分で計量カップを使って実感が伴いながら単位を覚えます。


 

頭だけでなく、目で見てその量感を感じることで頭に定着しますよね。

 

これでみんな覚えてくれたかな(^^ ♪

 

次は野菜の断面図をイメージしてもらいました。


(右側の図)

 

まずはたまねぎは縦に切ったときと横に切ったときの断面図の違いを考えました。

 

さらに、にんじんを縦に切ったり斜めに切ったりするとどんな図形になるか考えました。

 

目の前にある野菜を見ながらイメージを膨らませます。

 

あとで実際に切って答え合わせです。

 

また、野菜の形から食べているのはどの部分かを説明しました。

ここで活躍したのが3 年生の越智君です。

 

「たまねぎは葉っぱの付け根を食べてるんだよ」とこちらが言いたかったことを言われてしまった( 笑)

 

「単子葉類と双子葉類の違い」も本物の野菜を見ながらだから理解しやすかったと思います。

 

たまねぎとにんじんなんて典型的な形をしているので比べると覚えやすいですよね。

 

最後に調理工程を考えて段取力を鍛えました。

 

料理はいろいろな作業を同時に進行しないといけません。

 

それをパズル形式で並べて考えます。

 

・お湯を沸かすのはどのタイミング?
・食器を準備するのは最後?
・片づけと盛り付けはどっちが先にできる?

 

などです。

 

これらの工程をお母さんやお父さんと考えてから調理スタートです。

 

さあ、うまくできるかな?




スープを温めている間、次は玄米おにぎらずを作ります。

 

海苔で玄米や具材をはさんで切り方を考えます。

 

具材が美味しく見える方向で切ってみよう!



頭を使って美味しくできたスープとおにぎらずを前にするとみんな笑顔になりました(^^)

 

最後は使った道具や食器を洗って講座終了となりました。

 

後片付けも大切な学びですね。

 

今回、初めての企画だったので不安もありましたが、参加した生徒たちから今日は楽しかったと言ってもらえて安心しました。

 

保護者の方々からも参加して良かったとアンケートやメールで感想をいただきました。

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・料理を勉強につなげる要点がわかりました。
切りながら断面図を考えるのは遊び感覚で楽しくできそうです。(小1男子保護者様)

 

・2 年生で、難しい内容の話もありましたが、娘はしっかり聞いていて、とても楽しかったと言っております。料理も元々好きだったので、これからもっとお料理する〜お母さんのいないところでできるようにするから!と張り切っています。
そのうち、私が仕事から帰ると夕飯ができている!なんて嬉しい期待をしております。(小2女子保護者様)

 

・「楽しかった。またやりたい!玄米炊いて」と言っています。
今朝は( パンを消費するため) ご飯を炊いていなかったら「玄米じゃないの?早く炊いてよ」と、怒っていました。
特に姉は、普段コンソメスープを「辛い」といって飲んだことが無かった(食べず嫌い) ですが、今回は何も伝えず作らせてたら「美味しい!」と食べてくれたのが一番嬉しかったです。(小3・5姉妹保護者様)

 

・1 リットル= 1000㎤の説明がわかりやすかった。
子供は忘れてしまうかもしれないので自分で説明できるようにします。
野菜の断面図は口頭での説明は食卓でしたことがあったが、実際に切らせてみると感動がともないとても印
象が残る様子でした。(小3男子保護者様)

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皆さん、料理を通じて新しい学びの発見があったようです。

 

家庭の食卓やキッチンが学びの場になるなんて最高ですね。

 

普段からこうやって日常生活の中に自然に学びを融合させていると、「わざわざ勉強を教える」なんてことをしなくても、いつのまにか子供は勉強ができるようになっています。

 

忙しくて子供の勉強を見てあげる時間がなかなか作れないというお母さんは、ぜひ取り入れてみてくださいね!

 

参加者のコメントにもあるように「お母さんのいないところでできるようにするから!」なんてなってくれたら、お子さんがご飯を作りながら自分で賢くなり、あなたは家事から解放される!!なんて日が来ちゃうかもしれませんよ♪

 

そうなったら素敵だと思いませんか?

 

次回開催は3 月の予定です。

 

これからもどんどん知識の種まきをしていきましょう!