「じしゃく」or「磁石」…?

伸学会講師の太田です。

先日の小4の理科の集団授業で「じしゃく」について授業しました。

その時、あえてタイトルを「磁石」と漢字で書いてみました。

教科書にも載っていない漢字に早速生徒が食いついてきました。「それ書く必要あるー?」と口々に言ってきます。

僕はこう答えました。「ひらがなでもいいけど、漢字で書けるとカッコいいよね。」

この一言に生徒はまんまと騙され、口を揃えて「じゃあ覚えておこう」と言い出しました。その後の授業で教科書にひらがなでしか載っていない単語があると、「漢字ではどう書くの?」と聞いてくる子まで出てきます。しまいには、あまりに漢字の話に脱線するので、生徒に「理科じゃなくて、国語じゃん」と怒られてしまいました(笑)

 

あまり理科の授業から脱線するのも考え物かもしれませんが、国語力・語彙力というのは国語の授業・宿題のみで身に着けていくものではなく、こうした生活の様々な場面で身に着けていくものだと考えています。

算数であれ、理科であれ、社会であれ、子供たちは日本語を通じて学んでいきます。
ですので、国語を勉強していない時でも、生徒が一つでも多く言葉を吸収していけるような環境を作っていくのも先生の仕事かな、と考えています。