「違いを作る違い」を見つける力

代表の菊池です。

昨日アップしたお知らせに絡めて、先月のブログ記事を再投稿したいと思います。


最近嬉しいことがありました。

伸学会では子供たちに効率の良い学習法を教えています。

でも、子供は言われたことをその通りにやるのが苦手なのはご存知ですよね?

あなたもきっと、子供に言うことを聞かせるのに苦労をした経験が山ほどあることでしょう。

子供の行動を変えるためには、子供自身に変えたいと思わせなければいけません。

そこで、伸学会では同じくらいのレベルの課題を用意し、良いやり方と悪いやり方でそれぞれ学習させて、しばらく経ってから再テストをしたときにどれくらい覚えている量に差があるかを体感させたりしています。(参考:コラム「参加させなきゃ学ばない」)

こうしたことを繰り返し行っていくと、成績の良し悪しは頭の良し悪しよりもやり方の良し悪しの影響の方が大きいんだとわかってくれます。

そうすると、いろいろな角度でモチベーションに繋がっていきます。

 

 

そして、最近それがもう一歩先の段階に進んだなと思うことがあったのです。

生徒と一週間の振り返りをしていたときに、その子から「自分で実験をしてみた」という話があがりました。

6年生の子なのですが、過去問をやるときに図や式を丁寧に書いて解いたらどうなるか、そして雑に書いて解いたらどうなるかを比べてみた、と言うのです。

そして、結果として、「雑に書いた方は速く終わったのは良かったけど間違いが多かった。丁寧に書くとこれまでは解けなかった難しい問題も解けたし、ミスも少なかった。丁寧に書いた方が得」という結論に至ったそうです。

自発的に「検証してみよう」という発想が出てきたことに驚き、嬉しくなりました。

 

誤解しないでほしいのですが、「丁寧に書く」という結論に至ったことが嬉しいのではありません。

逆に、「簡単な問題はミスも少ないから、なるべく書かずに時間を短縮して、難しい問題に時間を回した方が得」という結論が出ていても何の不思議も不満もありません。

ただ、その判断を思いつきでしたのではなく、検証してみて決めたというところが嬉しいのです。

成長を感じました。

これができれば、私たちが良いとお勧めする勉強のやり方を超えて、自分に本当に合ったやり方を見つけていけるようになります。

学習効率をどんどん改善していけますね。

全員がそういう考え方までたどり着けるように、きっかけを与え続けて導いていこうと思います(^^)

新小4クラスの入会説明会を12月10日(日)に開催します。
時間は
自由が丘校:10時~11時30分
目黒校:13時~14時30分
です。

説明会に参加をご希望の方は、下記のフォームよりお申し込みください。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/69d79942543460
なお、各クラスのご予約状況は以下の通りです。
自由が丘校新4年生(定員15名):残り9席
目黒校新4年生(定員10名):残り4席

自由が丘校は2年連続で満席となってしまったため、今年度より増席して2クラスになりました。

お申込みお待ちしています。