ワシントン大学の心理学者が行った科学的調査で判明 効率の良い学習法はこんなやり方

こんにちは。伸学会代表の菊池です。

いきなりですが問題です。

成績が上がる勉強法はどちらでしょうか?


A:問題を解いたらすぐに〇つけをする

B:問題を解いた後、時間を空けて〇つけをする










正解はBの方です。

ワシントン大学の心理学者A.C.Butlerが両方のやり方を比較する実験をしたところ、Bのやり方の方が正答率が10%ほど正答率が高くなったそうです。

ちょっと意外じゃありません?

お子さんが宿題を終わらせた後、
「すぐに〇つけもしちゃいなさい」と言ったことってありませんか?



〇同じ学習量で2倍の定着!

他にも、カリフォルニア大学の心理学者NATE KORNELLの研究によれば、
暗記カードを覚えるときには、
一日数枚ずつに分けて覚えようとするよりも、
全部まとめて覚えようとする方が、
同じ回数の練習でも点数が高くなることも確認されています。

しかもその差ときたら驚くほど大きく、
正答率には2倍の違いがありました。


例えば、子供に47都道府県を全て覚えさせようとするときには、
今日は関東地方を6回練習、明日は中部地方を6回練習…
と順に集中的に覚えさせるより、
毎日47都道府県を1回ずつ6日間やる方が、
トータルの練習回数が同じでも2倍覚えられるということです。


これも意外ですよね。

でも意外に感じるのも無理はありません。



〇多くの人は自分の感覚に騙されている

実験に際して行ったアンケートによると、
参加者のほとんどは、
少ない数ずつ集中的に学習した方が確認テストの結果が高いだろうと予測していました。

誰しもそう思うものなようです。

ところが実際には逆の結果になったわけです。


つまり、私たちは自分の感覚的には覚えやすいと思いながら、
実は効率の悪いやり方をしてしまっていることが多いということですね。

そして、その間違った感覚に基づいて、
子供に効率の悪いやり方をやらせてしまっていたりすることもあります。



〇正しいやり方は「知識」として学ばなければわからない

私自身も昔をふりかえってみれば、
効率の悪い勉強法をしてしまっていました。

自分が子供の頃に、良いやり方を学びたかったです。


同じ勉強時間でも、
効率の良いやり方をしているか悪いやり方をしているかで、
成績の伸びはまるで変わってきます。

あまり勉強していないように見えるのに成績が良い子は、
効率の良いやり方ができています。

一生懸命頑張っているように見えるのに成績が悪い子は、
効率の悪いやり方をしてしまっています。


学習には正しいやり方があります。

それは自分で気づくことができないものも多いです。
でも知っていれば誰でも実践できる技術です。

ですから、様々なエビデンスに基づいた「科学的に効率の良い学習法」を、
生徒たちに教えていきたいと思っています。

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