字を「丁寧に」書くということ

こんにちは、小泉です。


伸学会の立ち上げから今まで5年間、


私は様々な生徒の宿題のチェックや、


答案の採点をしています。


毎年10月ごろから始まる日曜演習などでは、


3時間生徒の採点し続けます。




私も中学受験を経験し、当時は同様の課題を


やっていました。




それから時が経ち、解答をチェックされる側から


チェックする側に移りました。


そして、採点をしていて強く感じることがあります。




それは、


「丁寧な字には点をあげたくなる」と同時に


「汚い字には✖にしたくなる」というものです。




入試本番では


「○○について述べていれば1点」


などという基準をつくっている学校は多くあります。


それにより採点を効率化しているものの、


何百人もの解答を採点し、合否結果を2,3日後に


公開しなければなりません。




そこで汚い字を見たとき、学校の先生方は、


時間をかけて答案を読もうとするか、


書いていないものとして✖とするか、


どちらをとるのでしょうか?


わざわざ字の汚い答案に点数を与えるのでしょうか?


こう考えると、読めないほど汚い字を書いたときに


✖と扱われてしまっても文句は言えません。




字のきれいさについては、


普段自分で演習しているばかりでは、


ついなおざりにしてしまうのかもしれません。




ですが、わかっていたのにそんなことで不合格に


なってしまっては悔やんでも悔やみきれませんよね。




達筆である必要はありませんが、


普段の授業・宿題から、相手のことを考えて


字を丁寧に書く習慣を身に着けてほしいと思っています。