秦の苦手の中にみつけた面白さ

こんにちは。自由が丘校の秦です。

私の最近のブログ記事を見た友人から連絡がありまして、「絵がやたら上手くなった」と言われてしまいました。
ちょっと嬉しかったのでここで報告させてください。

元はと言えば、絵が下手なことに定評がありました。今も自信はありません。
絵と裁縫(針に糸を通せない)は無理です。不器用なんです…。

美術の点数は基本的に悪く、美術がある学年の最後の学期ではもはや諦めて「写真の上に薄い紙を乗せて写す」という裏技を使い、最初で最後の評点9(10点評価)を取りました。

絵を描くのも嫌いで、基本投げやりに棒人間を描くだけでした。

それが、最近多少絵を描くのが楽しくなってきたのです。

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元は、必要に迫られて描くようになっただけでした。

親ゼミの資料を作る上で、用語のイメージを伝える必要があるのに、
文章だけではなかなかイメージを伝えられないし、資料がどんどん殺風景になっていく…

という悩みがありました。

菊池先生の資料は、基本的に使う色の数が多く、さらには著作権フリーの画像たちをたくさん並べたりするので、画面が鮮やかです。
しかし、僕には「ごちゃごちゃしていて見づらいかも…?」と感じられたので、自分で作る資料はシンプルにしていたのですが、気づけば殺風景に。

当時、iPad ProとApple Pencilで作業をしていたのですが、そこで気づきました。
タブレットで絵を描く準備も万全だし、一回書いてみよう。

そこで、一つだけ前と意識を変えて見ました。

「絵を描く上で、芸術性を捨てる」

「素敵」「綺麗」「芸術的」…そういう美的なものは全部捨てました。
「分かりやすい」かどうか、それが全てです。
必要な情報だけをデフォルメして描くことにしました。絵というより、アイコンを描くような気分ですね。

書いてみると、意外な発見がありました。

作図と同じですね、これ。

立体図形の作図は昔から好きでした。
前後感覚を意識して描くことにしました。幸い、タブレットは書いたものの巻き戻しがしやすいので楽でした。

苦手だと思って敬遠していたものの中にも、得意な要素・好きな要素が入っていることがあるんですね。

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とまあ、自分なりに発見があったので、資料に次々と手書きイラストを追加したところ、周囲の先生方の反応も上々。

「ゆるーい感じがいい」「ヘタウマ感がいい」だそうです。
「これ以上上手くならないでほしい」とも言われているんですが、まだまだ満足していませんよ!
今後も実力向上のためのコツを発見したいと思っています。

以上、苦手だと思っていても、何事も始めるには遅すぎることはないですし、意外な面白さを発見できるものだ、ということに気づいた話でした。


で、その私のヘタウマな絵が見られる親ゼミですが、次回は10月8日に自由が丘にある緑ヶ丘文化会館で行います。
テーマは「子供の成長を促すしつけ」です。
子供に身につけさせたい力と、それを育てるためにどうすれば良いのかについてお話しします。
詳細はあらためてお知らせしますね。