復習テストはランダムにしなければ!

人間って、とてもよくできています。

とてもとても省エネが上手です。

できる限り「楽して」「考えないで」処理をしようとします。

これって本当によくできた仕組みなんですが、成績向上には大敵です。

 

例えばあなたも昔、英単語などを覚えるときに、単語帳に出てくる順番で丸暗記してしまったことってありませんか?

「ideal」の次は「precisely」だって、もう見なくてもわかっちゃう状態。

こうなるともう脳は大して考えていません。

ちょっと難しい言葉を使うと、認知的処理が浅くなります。

こういうやり方をしていると、覚えたつもりでもすぐに忘れてしまうのです。

でも、「こんなやり方じゃダメだ」って言って聞かせても、楽だから子供はそっちに流れるんですよね。

本人は覚えた気になって、ダメだって自覚は無いですし。

かく言う菊池もそうでしたから。

 

そこで、ここ最近復習テストをプログラミングして、問題が出力される順番がランダムになるようにしていっています。

まずは手ごろな漢字テストと社会の確認テストから。

これが完成したら、次は語句テストや理科の知識分野も作ろうと計画中。

最終的には理科の計算分野や算数も、問題の順番だけじゃなくて数字もランダムに変わるものを作ってやろうと思っています。

やり方は同じ、でも答えは毎回変わるよ!

そうすれば答えじゃなくてやり方を覚えないといけないとわかってくれるんじゃないかと。

 

「こういう教材が欲しい」と思ったときに、それを手軽に自分たちで作ることができるようになりました。

本当に便利です。

世の中の教材で、記憶・理解のメカニズムに合致する良いものってとても少ないです。

記憶・理解のメカニズムをちゃんと知ってる人が少ないのだから仕方ないことですが。

以前だったらあきらめるか手作業でめんどくさいことをするしかなかったものが、今は簡単なプログラムを組んであっさり作れるようになりました。

アイデアを形にする力。

私たち自身も、もっともっと伸ばしていきたいと思っています(^^)